今年モデルとなったのはアーティストのオノ・ヨーコを始め、テニス選手のセリーナ・ウィリアムズ、ブロガー＆エディターのタヴィ・ジェヴィンソン、女優のエイミー・シューマーなど。例年はヌードがメインだったものの、今年は一部のモデルだけ。そのことからも例年との違いは明らか。
 
撮影したアニー・リーボヴィッツも「2016年のカレンダーはまったく違うことをやった」とプレスリリースで発表。
 
これにはフェミニズムのムーブメントが影響しているもよう。ピレリ社は例えば、エイミーの抜擢理由を「フェミニズムの最先端で活動しているから」と語っているそう。エイミーは今回ヌードを披露しているけれど、男性の視線を意識したものではないことがポイント。メイキングビデオではエイミー自身が「これまでの人生でいちばん美しく見えると感じた。私らしく見えると思う」と語っている。
 
またモデルのナタリア・ヴォディアノヴァは子どもと一緒に出演。これは彼女が世界中の子どもたちの環境改善のために取り組んでいるチャリティ活動に熱心であることを表現しているそう。
 
40年以上、ヘテロセクシュアル男性の好奇の視線を感じずにはいられなかった「ピレリ」のカレンダーにも変化の波が！　まさに新たなフェミニズムの成果かも。