セレブコラム 2018/4/21(土)
松崎健夫の映画ゼミ

日本の新世代映画監督、注目すべきはこの4人!

これまで見てきた映画は約2万本! 『ZIP!』などで活躍中の映画評論家・松崎健夫さんが独自の視点で解説する「映画ゼミ」連載企画第11弾。今回は、今、日本映画界で話題の新鋭監督を厳選、先取りでご紹介します。

 

“映画黄金期”と呼ばれた1950年代、映画監督はスタジオシステムの中で映画会社の社員として作品を製作するという存在だった。それは、世界的な巨匠とされる黒澤明や小津安二郎も同じ。しかし映画産業が斜陽化したことで、各映画会社内で作品の全てを賄うというスタジオシステムは崩壊。1970年代以降、映画監督は基本的にフリーランスとなり現在に至っている。
その後、映画監督は自主映画や学生映画の世界から輩出されるようになる。世界的に活躍する黒沢清監督や河瀬直美監督も、活動の原点は自主映画。その傾向は、撮影機材や編集機材が安価になったことで加速。十代で映画監督としてデビューし、作品が劇場公開されるという例も少なくない。
今回の映画ゼミでは、そのような傾向に中から輩出され、これからの日本映画界を背負うであろう注目の新人映画監督をピックアップ。映画祭の審査員として学生映画や自主映画を年間100本以上観ている映画評論家・松崎健夫が独断で選んだ4名を御紹介します。

text: Takeo Matsuzaki

  • 松崎健夫(まつざき・たけお)

    映画評論家。『キネマ旬報』などに寄稿し、『WOWOWぷらすと』『ZIP!』『japanぐる〜ヴ』に出演中。共著『現代映画用語事典』ほか。

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