最速レビュー!前作を超えた!? 意外性の連続『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』3つのポイント
2017/12/14(木)
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ポイントその1

キャリー・フィシャーとマーク・ハミル。ふたりのSWレジェンドによるシリーズ最高の演技に注目!

 

『スター・ウォーズ エピソード6/ ジェダイの帰還』(83年)の最後で描かれたエンドアの戦いから30年後。砂漠の惑星ジャクーで暮らすレイは、ファースト・オーダーからの脱走兵フィンとレジスタンス軍のパイロット、ポー・ダメロンのドロイド、BB-8と出会う。途中、銀河の独裁を目論む帝国軍の残党組織ファースト・オーダーと戦いながら、ジェダイの唯一の生き残りであるルーク・スカイウォーカーの居場所を示す地図を将軍となったレイア率いるレジスタンス軍に届けた。
 
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(15年)は、レイがレジスタンスから使者として送り込まれたレイが、かつてジェダイ・テンプルのあった水の惑星オクトーに、チューバッカとR2-D2を伴い宇宙船ミレニアム・ファルコンで降り立ち、最後のジェダイ・マスターと出会ったところで終わっている。
 
『最後のジェダイ』は、まさに、この新たなる出会いのシーンから始まる。マズ・カナタの城に保管されていたルークのライト・セイバーを手渡すが、ルークは、そんなレイになんの関心も示そうとしない。やがてルークから“衝撃の事実”を聞き出したレイは、自らカイロ・レンの元へと乗り込んでいく……。
 
遠い惑星でひとり隠遁生活を送ることになったルークの秘密と葛藤が『最後のジェダイ』のストーリーの核。

人並はずれたフォース感知力をもち、エリート・ジェダイとして期待されながらもダークサイドに堕ちてしまったアナキン・スカイウォーカー/ダース・ベイダーを父に持つルークは、つねに光と闇の均衡を考えていたが。が、ジェダイ・オーダーの再建を進行中に、英雄ハン・ソロと妹レイアの息子である甥のベン・ソロをファースト・オーダーの最高指揮官スノークに奪われてしまった。
 

心に深い傷を抱えたルークが、助けを求めるレイアやレイに対して、どのような行動をとるのか。40年前に初めてルーク・スカイウォーカーを演じ、SWシリーズの顔となったマーク・ハミル。前作では姿を現しただけに留まりましたが、『最後のジェダイ』では、最高の見せ場が用意されていて、彼のキャリア最高のパフォーマンスを披露している。

そしてもうひとりのSWの顔といえばレイア。レイア役のキャリー・フィッシャーは去年末に急逝したが、フィッシャーも本作で素晴らしい貫禄を見せ、有終の美を飾った。

Text: Atsuko Tatsuta

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