セレブコラム
2017/05/19(金)
立田敦子のセレブBUZZ/『20センチュリー・ウーマン』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』

サントラが買い! 音楽が秀逸な初夏公開ムービー

『シング』、『ラ・ラ・ランド』、『美女と野獣』。今年に入ってからも、誰でも歌い出したくなるような“音楽のいい映画”のヒットが続いている。そこで5月から6月にかけて、70年代、80年代のロックやポップスを使った公開される2本の映画をご紹介。

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'70sロックのサントラは映画史上最強です!

 

初夏の“音楽のいい映画”。まず1本目は、マイク・ミルズ監督による『20センチュリー・ウーマン』。ミルズ監督といえば、グラフィック・デザイナーでもあり、やはりアーティストで映画監督でもあるミランダ・ジュライが妻だったりと、ライフスタイルそのものがイケている感じのする監督。前作『人生はビギナーズ』は、晩年になってゲイを告白し、本来の自分の生き方を見出したミルズ自身の父親を題材にした作品だったが、今作は、自らの母親と少年時代の監督自身を投影させた作品だ。

1979年のカリフォルニア、サンタバーバラ。LAやサンフランシスコと違って片田舎の平和な街は、少年にとって退屈でもあり、そんな街でシングルマザーの母親と間借り人のパンクな女性写真家と暮らす15歳のジェイミーの、キラキラとした(?)というよりは、ちょっと屈折した青春が描かれる。

「当時自分が聞いていたような曲を選んだ」というサントラの多くは、70年代後期のもの。トーキング・ヘッズの「心配無用のガヴァメント」、「ビックカントリー」、デヴィッド・ボウイの「DJ」、マンチェスターから生まれた伝説のバンド、バズコックスの「ホワイ・キャンと・アイ・タッチ・イット?」、ディーヴォの「ガット・フィーリング」、スーサイドの「チェリー」などジェイミー少年の気持ちや状況を代弁したものも多いですが、今聞いても面白いさすがの選曲。

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Text: Atsuko Tatsuta

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