セレブコラム 2014/8/1(金)
立田敦子のセレブBUZZ/『365日のシンプルライフ』

フィンランド流、“究極のシンプルライフ”映画のすすめ

失恋を機に、モノに囲まれた生活を一変させた26歳の青年の姿を追ったドキュメンタリー映画『365日のシンプルライフ』。青年がモノを手放して手に入れたものとは? フィンランド発の実験作にご注目あれ!

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ルールは4つ、モノを買わない生活を1年間!

昔から、失恋の特効薬は、環境を変えることだ。部屋の模様替えをしたり、引っ越したり。小さなところでは、長い髪をばっさりと切ったり。今までの自分とは違う自分になることが、失恋の痛手から立ち直るためには大事なのだ。
 
ヘルシンキに住んでいる26歳の青年ペトリは、この通過儀礼のために大胆な行動にでる。狭いアパートメントで、世界中の若者と同じように溢れんばかりのモノに埋もれて暮らしていた彼は、“究極の断捨離”を決意するのだ。
 
彼の決めたルールは、次の4つ。
 
1. 自分の持ち物をすべてトランクルームに預ける。
2. 1日に1個だけ倉庫から持ってくることができる。
3. 1年間続ける。
4. その間は、モノを買わない。
 
ということで、映画『365日のシンプルライフ』は、青年ペトリによるこの究極の断捨離ライフを追った実験ドキュメンタリーである。以前、ファストフードのハンバーガーを食べ続けると、いったい人間の体はどうなるのか? といった恐ろしい実験を監督自ら敢行した『スーパーサイズ・ミー』というドキュメンタリーがヒットしたけれど、このペトリ・ルーッカイネン監督も体を張っています! 英国の新聞「ザ・ガーディアン」曰く、「これは一種の、“スーパーダウンサイズ・ミー”だ」。言いえて妙。

  • 『365日のシンプルライフ』
    監督・脚本・出演/ペトリ・ルーッカイネン
    配給/パンドラ、kinologue
    公式サイト/http://www.365simple.net/
    2014年8月16日(土)~、オーディトリウム渋谷ほか全国順次ロードショー
     
    (C)Unikino 2013

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text : Atsuko Tatsuta

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