セレブコラム 2014/11/21(金)
立田敦子のセレブBUZZ/『ゴーン・ガール』『インターステラー』

この冬マスト! アカデミー賞の有力候補2作品が公開

いよいよ今年も賞レースが幕開け。全米大ヒットを記録し、来年のアカデミー賞に絡んでくること間違いなしの話題作『ゴーン・ガール』と『インターステラー』がこの冬公開。さっそく見どころを予習して映画館へGO!

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(C) 2014 Warner Bros. Entertainment, Inc. and Paramount Pictures. All Rights Reserved.

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オスカー級のキャストが集結したSF大作

前述のハリウッド・フィルム・アワードでは、『ゴーン・ガール』に軍配が上がったが、公開するや否やロケットスタートで、大ヒットを記録しているクリストファー・ノーラン監督の『インターステラー』もアカデミー賞の最有力候補である。
 
近未来、病んでいく地球から人類の存続をかけて生物学者(アン・ハサウェイ)らとともに宇宙へ旅立つ元テスト・パイロット、クーパー(マシュー・マコノヒー)。だが、そのミッションは絶望的といってもいいほど苦難に満ちたものだった。娘との約束のため、家族を救うために必死に地球への帰還を試みる……。
 
プロジェクトの起点は理論物理学者キップ・ソーンの時空に関する理論に基づいたものだったが、家族の愛、絆の物語として帰結するところが、いかにもノーランらしい。
 
映画監督なら誰でも影響を受けている、スタンリー・キューブリックの『2001年宇宙の旅』をはじめ、『インセプション』や『ダークナイト』といった彼の過去作品を彷彿させるシーンもちらほら垣間見られる。いずれにしても、3D映画として大成功を収めた『ゼロ・グラビティ』の後に、フィルム(一部IMAX)で壮大な宇宙空間を見せるこだわりと技術には感服せざるを得ない。
 
今やハリウッドきってのヒットメーカーとなったノーランの元には、他にマイケル・ケインやマット・デイモン、ジェシカ・チャステインといったオスカー級のキャストが顔を揃えたが、クーパーの娘(幼少時代)を演じたマッケンジー・フォイの愛くるしさには、目が釘付けになる。これからも楽しみだ。

  • 『インターステラー』
    監督/クリストファー・ノーラン
    出演/マシュー・マコノヒー、アン・ハサウェイ、ジェシカ・チャステイン
    配給/ワーナー・ブラザース映画
    公式サイト/http://www.interstellar-movie.jp
    2014年11月22日(土)~、新宿ピカデリー他全国ロードショー

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text : Atsuko Tatsuta

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