オークションに出されたラブレターのなかで今のところ最高額となっているのは、ミック・ジャガーが元恋人マーシャ・ハントに送った手紙で、なんと30万1472ドルなり！　文面からは、ミックがオーストラリアで映画『太陽の果てに青春を』撮影中にニジンスキーやエミリー・ディキンソンの著作を読みふけり、小説家クリストファー・イシャーウッドとつるんでいたことが伝わってくる。マーシャ本人がオークションハウス「サザビーズ」に持ち込んだもので、「ローリング・ストーンズが世界のカルチャーや政治に与えた影響を検証する際に重要な資料となるはず」というのが売り飛ばした理由。でもそれは表向きであって、当時66歳の彼女は新聞社の取材には「貯金も底をつき、収入もないんだから仕方ないわ。私よりもきちんと保管してくれる人がいるはず」と本音を告白。正直でよろしい！　これぞまさしく、セレブからのラブレターを売る正当な理由だよね。