オーディションを勝ち抜いたスター軍団

映画版は、完成前から下馬評も高く、目下、アカデミー賞を最終ゴールとする米国の映画賞レースでも、好位置につけている。それもそのハズで、スタッフ、キャストはものすごく豪華だ。監督は『英国王のスピーチ』でアカデミー賞を受賞した英国の気鋭トム・フーパー。主演のジャン・バルジャンは、『ザ・ボーイ・フロム・オズ』やワンマンショーなどブロードウェイの舞台でも成功しているヒュー・ジャックマン。ジャベール役には、ラッセル・クロウ。ファンテーヌには、母親が舞台でファンテーヌを演じていたというアン・ハサウェイ。その娘コゼットには、『マンマ・ミーア！』のアマンダ・サイフリッド。その恋人マリウスには、『マリリン 7日間の恋』でモンローと恋に落ちる助監督を演じたエディ・レッドメイン。大量の有名、無名の俳優が受けたオーディションを勝ち抜いたスター軍団だ。