アルザスは、ドイツとスイスとの国境に近いという土地柄、そしてまたその歴史的背景によって、さまざまな文化が融合し、独自の発展を遂げている。「アルザスは、美食の街でもあるのです。ミシュランの星付きレストランもたくさんあるし、フルーツやお菓子もおいしい。食いしん坊なら、一度は来るべき土地です。それに女性は、アルザスのかわいらしい街並みもきっと気に入ると思いますよ」。おとぎ話に出てきそうな家並みや、いかにも「グルマン」な店の看板。それに街に漂うおいしそうな香り……。
　

「アルザスに来るなら、収穫の時期に体験してほしいですね。ワイナリ―の人たちにとって、秋の収穫はもっとも忙しい時期ではあるけれど、美しいぶどう畑の様子は一見の価値があります。そしてもし来たら、実ったぶどうをぜひそのまま食べてみてください。アルザスワインは、ぶどうそのものの味をピュアに表現するワインです。そのぶどうがどんなワインになるかを想像しながら食べると、きっともっとアルザスワインのことが好きになるはずです」

アルザスワイン、きっとワイン好きのみなさんなら既に飲んだことがあるでしょう。でも、ティエリー氏の言葉を思い出しながら、またあらためて飲んでみてください。きっと違った魅力が見えてくるはず。
さあ、アルザスのワインとともに、おいしい秋を味わって！
　
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