特集 2013/10/29(火)
世界のおやつ from Paris/Mademoiselle A

秋の夜長のお供に最適な1品が見つかる、ラデュレのチョコレート専門店

この日曜日に夏時間から冬時間へとタイムゾーンが変わり、秋も後半戦に入ったパリ。日本だとこの時期はチョコレートの新商品が続々と登場しますが、パリもちょっと似ているかもしれません。

ヨーロッパでは9月が新年度のはじまり。よってお菓子業界でも10月一杯までクリスマス向けの新製品や、1月にいただくガレット・デ・ロワの発表会を開催 することが多いのです。また先月からお菓子に関わる仕事が多く、ありがたいことに甘いもののストックが途切れない幸せな我が家。新たな出会いも沢山あった のですが、今月はずーっと温めていたラデュレのニューショップについての紹介です。

そのお店は「レ・マルキ・ドゥ・ラデュレ」という名前で、ヴァンドーム広場近くに昨年末にオープン。従来のラデュレのショップとの違いはチョコレートを使ったお菓子のみを扱っている点。可愛らしいボンボンチョコレートから、小ぶりサイズの上品な板チョコが看板商品です。

またチョコ風味のマカロンに生ケーキやチョコレート風味の紅茶、ジャムなども揃い、どれもほとんどがここでしか扱っていないというレア度がたまりません。

なかにはチョコレート生地のクロワッサンもあり、とっても濃厚な味と香りが感動もの!

ラデュレというとパステルグリーンやピンクのロマンチックなパッケージを連想しますが、こちらはパッケージも全くのオリジナル。「マルキ」とは伯爵の意味で、17世紀の貴族たちがいただくチョコレート菓子がコンセプトなのだとか。なので、パッケージの高級感は共通ながらスッキリとしたマスキュリンなカラートーンを採用しています。

私のお気に入りは「ショコラ・カメ」というカメオ型の薄いチョコレートの中に、2種類のガナッシュを詰めたもの。ブルーの箱の侯爵と、ピンクの公爵夫人バージョンがあり、それぞれ蜂蜜とラム、スミレとローズのフレーバーのガナッシュを使用しています。外側もブラックとミルクチョコレートの2タイプ。どれも華やかで、幸せな気分になれる1品です。ゴールドの箔をふんだんに使った箱も素敵で、食べ終わったあとはもちろん捨てることなんて無理!

ほかにも数種のマカロンをブラックチョコレートでコーティングした、「ショコラ・マカロン」も店頭では好評だとか。私もいただきましたが、ココナツシュレッドがトッピングされた味がいちばん美味しかったかも。まだまだ紹介しきれないほどの商品が並び、チョコレート好きにはたまらないお店です。
 
 
ショコラ・カメのアソート 9ユーロ~ 
ショコラ・マカロンのアソート 12ユーロ~

  • Mademoiselle A●女性誌の編集に携わったのち、2003年に出版社を退社、渡仏。パリをベースに食やビューティー、インテリアなど雑誌や書籍のコーディネイト&執筆を手がける。美味しいおやつとコーヒーをそばに、編み物に没頭するのが至福の時間。

  • Les Marquis de Laduree
     
    14,rue Castiglinone 75001 Paris
    tel. 01-42-60-86-92
    営業時間/10:00~19:30
    定休日/日曜
    http://marquis.laduree.com/

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