今年のバレンタインは、3つの最旬キーワードで攻略!
日本初上陸ブランドやビーントゥバー、世界で活躍する日本人ショコラティエ……。国内外のさまざまなチョコレートが一堂に集まり、今年はどれを買おうかと、スイーツ好きたちの頭を悩ませるシーズンだ。そんな迷える子羊たちに、一筋の光を! と、ショコラコーディネーターの市川歩美さんが、ずばり2017年のチョコレートトレンドをレクチャー。ギフトにはもちろん、自分用にも、押さえておきたい食べておきたい最旬チョコレートって???
トレンド2
“ザ・カカオ”、そして“ネオ・カカオ”に注目を!
チョコレートもさることながら、主原料である「カカオ豆」にも注目が集まっている。改めておさらいすると、チョコレートは、主に赤道の南北緯度20度以内で育つ「カカオ」という熱帯植物の、実の中に入っている種=カカオ豆から作られている。スーパーフードとしての栄養分の高さ、目新しさが話題となって、今やチョコレートになる前の「ザ・カカオ」を楽しむ人が急増! ローストしたカカオにアレンジを加えた、クリエイティブなアイテムも豊富だ。
たとえば、「ヴェストリ」の「イルプーロ・プレミアム」(¥1,728 税込)は、自社農園で栽培されたカカオ豆のローストをキャラメリゼしてチョコレートコーティングしたもの。アーモンドチョコレート感覚で食べられるので、初めてでも親しみやすい。そして、カカオの未だ見ぬ可能性を感じる、クリエイティブな“ネオ・カカオ”なアイテムも続々と登場中だ。
問い合わせ先/プロジェット・スフィーダ tel. 03-6419-7110
http://vestri.jp
沖縄県北谷町にあるビーントゥバーチョコレート専門店「タイムレスチョコレート」では、沖縄産の産地別の島ザラメとカカオニブ(ローストしたカカオを砕いたもの)を合わせた、新しいスタイルのビーントゥバーを展開している。なかでも特徴的なのが、「CACAO SPRINKLE」(¥864 税込)。こちらは、多良間島産の純黒糖と自家焙煎したキューバ産カカオ豆をミックスした商品で、別名、カカオふりかけとも呼ばれているそう! 粉末状に粗挽きしたカカオ豆と深いコクのある黒糖は、沖縄のビーントゥバー専門店ならではのマリアージュ。そのまま食べるのはもちろん、パンケーキやヨーグルト、カクテルやコーヒーなどのトッピングにしてもおいしいのでぜひ試してみてほしい。カカオ豆を味わう新しいカタチが、日本独自のスタイルで進化する、そんな期待が膨らむアイテムだ。
問い合わせ先/タイムレスチョコレート tel. 098-923-2880
http://timelesschocolate.com/
text : Ayumi Ichikawa