特集 2015/3/16(月)
世界のおやつfrom Singapore/haru

見た目も華やか、名前もかわいい! シンガポールおやつ「ニョニャクエ」

多様な民族が入り混じるシンガポール。そのエネルギッシュな混沌はそれぞれが持ち寄った伝来の文化に新しい刺激を与え合い、ユニークに進化させてきました。プラナカンと呼ばれる人達が継承してきた文化もその流れを汲むひとつ。今回ご紹介する「ニョニャクエ」はそんな彼らの代表的なお菓子です。

ゆでることで中のグラマラッカが溶けて黒みつ状態に。ひと口でパクっといかないと蜜がこぼれてしまいます。時間がたって冷めるとまた固まってしまうので、その場合はもう一度蒸して食べるといい、と教えてくれました。

パンダンリーフの香りがほんのりする、あっさり&もっちりなお団子にとろとろの黒蜜……周りのココナッツも食感が良く、食べ飽きません。お店で買ってきたものと食べ比べをしましたが、Roseおばあちゃん直伝のオンデ・オンデとはまったく別ものでした。

「こんなにおいしく出来るなら、やっぱり挑戦してみよう」と思わせてくれた手作りの味。Roseおばあちゃん、ご協力ありがとうございました!!
 
最後になりましたが、2年ちょっとの間、楽しく書かせていただいた「世界のおやつ シンガポール編」は、私の転居のため、これが最後になります。拙い文章でしたが、びっくりするくらいたくさんの方々に読んでいただけて本当に幸せでした、ありがとうご ざいました。そしてあまりローカルのお菓子や歴史に興味のなかった私にいい機会を与えて下さったエル・ア・ターブルの皆様に感謝します。またいつかどこか でお会い出来るかも知れません! その日を楽しみに~

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  • haru●商社に勤務後、1997年に渡仏。フランス・パリRits Escoffierにて製菓のDiplomeを取得した後、Hotel Ritsにてスタージュ。1999年2月より13年間、東京駒沢の自宅にてEcole de patisserie chez haruを主宰。現在、シンガポールに場所を変えて活動中。新店mp立ち上げ、メニュー開発、レシピ提供をしている。
    http://www.mangosteen.com.sg/lesson/culture-cake/

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