特集 2013/11/5(火)
世界のおやつ from New York/ごまめ

ホワイトチョコは、アメリカで進化していた! 新感覚のレモンスナックケーキ

チェルシーにあるメルヘンチックで可愛らしいお菓子屋さんから、今回は3口でぺろりと食べられる極上のおやつをご紹介。チョコ好きさんは要チェックです!

チョコ好きさんはごまんといるが、「絶対ホワイトチョコ派!」と宣言するアメリカ人に、わたしはいまだ会ったことがない。宝石ブティックのようなチョコレート専門店が人気を博したり、 カカオの健康効果に注目が集まって新商品が開発されたりしているが、それは茶色いチョコのお話。ホワイトチョコは、チョコホリック(チョコ中毒)と呼ばれるコアファンにまでも、「甘すぎる」「ただのジャンク」「ホワイトチョコなんて、そもそもチョコじゃない」などとさんざんな言われようだ。たしかに、原材料を見てみると、ホワイトチョコには 「ココアバター」しかカカオのアイデンティティがない。白黒はっきりさせなければいけないアメリカでは、ホワイトチョコはチョコレートとしての市民権を得ることはできないのだろうか。
 
しかし、ホワイトチョコは進化していた。自分らしさを生かせる最高のパートナーと一緒になって、アメリカで新たな個性を発揮していたのだ。

チェルシーの「Empire」で出している、レモンスナックケーキ(3ドル)である。
 
バニラ風味のしっとりスポンジの中にトロトロのレモンクリーム、それをやさしく包みこむホワイトチョコ。このレモンクリームの爽やかな香りとわずかな酸味が、それ単体では甘すぎる(と評判の)ホワイトチョコと絶妙な味のハーモニーを醸し出し、ひとくち食べると感動ものの、世にもおいしいおやつに仕上がっている。ホワイトチョコなんて……とのたまうアメリカ人をもうならせる味なのだ。

「Empire」は人気のお菓子屋さんで、スナックケーキはレモンのほかにも常時8種類のフレーバーが置いてある(チョコレート、レッドベルベット、ブルックリンブラックアウト、パッションフルーツ、スイスロール、チョコレートココナッツ、バニラココナッツ。どれも3ドル)。

スナックケーキのほかには、カップケーキもおすすめだ(2.95ドル)。

特筆すべきはトッピングで、歯が溶けそうに甘い定番のアイシングタイプではなく、ほどよい甘さのバタークリームタイプが美味。小ぶりな大きさもちょうどよい。

お店のコンセプトは「ガーリーでキュート」。おみやげや贈り物にもぴったりだ。

誕生日などの特別な日には、オリジナリティあふれるケーキをオーダーごとに作ってくれるそう。フェイスブックに写真ギャラリーがアップされているが、もはや芸術の域だ。ウィンドウの素敵ディスプレイも要チェック。

「Empire」に行くと、忘れかけていた乙女心をくすぐられて、ついついたくさん買ってしまうわたしだが、初めての方はとりあえずレモンスナックケーキで、アウェイな環境で進化したホワイトチョコの底力を体験してみてください。

  • ごまめ●日本と中国での芸能活動を経て、2009年からニューヨークを拠点に活動する女優・モデル、本田真穂。パンコーディネーターの資格も持ち、最近はコラム執筆も手掛ける。NYの日本人をテーマにした主演ドラマ、「2ndアベニュー(http://youtu.be/9jbXtOYNS1w)」がウェブで公開中。
    活動の様子は、ウェブサイト(http://www.mahohonda.com)やブログ(http://blogmahohonda.wordpress.com)で。

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