特集 2014/11/14(金)
大人の1 DAY トリップ

小江戸・川越でグルメなお散歩

渋谷や新宿三丁目から副都心線、もしくは西武新宿から西武新宿線に乗れば、1時間以内に着いてしまう街、川越。江戸情緒が今に生きるこの街は、実は隠れたグルメタウンでもあるのです。歴史が香る屋敷を使った料亭もあれば、買い食い必至の絶品スナックも。今回はその「小江戸・川越」のおいしい魅力を、埼玉在住のライターYが地元愛を込めてご紹介。この街自慢のビールを片手に、ぶらり川越の旅へ、いざ出発!

豪華御弁当でお腹も心も満たされたところで、先ほど軽くスルーしてしまった川越の蔵づくりゾーンへ。土蔵造りに瓦屋根の歴史的建物が並ぶ街並みを歩けば、江戸時代にタイムトリップしたみたいな感覚に。町娘気分でお箸の店だの刃物の店だのを覗きながら進むと、まもなく右手に川越のランドマーク、薬師神社の時の鐘が見えてきます。もとは寛永の時代に建てられたこの鐘楼、現存のものは明治26年の川越の大火の翌年に建て直されたものだそう。今なお1日4回、時を告げる鐘が街に鳴り響いています。そんな時の鐘のすぐ脇にあるのが「菓匠右門 時の鐘店」。店頭に置かれた蒸篭からはもうもうと湯気が! これ、この店の大人気商品「いも恋」(¥180)のできたて、熱々状態が食べられるというものなのです。こんなの見ちゃうと、さっきランチを食べたばかりということもつい忘れて買い食いしたくなります。というわけで……ひとつください! 川越名物の薩摩芋の輪切りとつぶ餡を山芋ともち粉の生地で包んだいも恋、ハフハフいいながら食べると、なんとも懐かしく優しい甘味が口の中に広がって、うーん、なんだかほっこり。埼玉県の「彩の国認定優良ブランド品」にも認定されていて、贈答用の化粧箱入りも売っています。家では電子レンジや蒸し器で温めればいいんですって。
  
菓匠右門 時の鐘店
埼玉県川越市幸町15-13 tel.049-226-5663
営業時間/9:00~18:00
定休日/なし(年末年始は休業)
 

時の鐘から元のメイン通りに戻って少し北に進むと、道の左側には「川越まつり会館」が。毎年10月に開催される川越まつりは、慶安元年(1648)から連綿と続いてきた、埼玉を代表するお祭り。2005年に「川越氷川祭の山車行事」が国指定重要無形民俗文化財にも選ばれました。この施設はそんな川越まつりの魅力を一年中味わえるスポットなのです。豪奢な山車の展示を見たり、お囃子を聞いたりした後は、道を反対側に渡ってすぐのところにある「ミオ・カザロ 蔵のまち店」へ。ここは川越のブランド豚「小江戸黒豚」を生産する大野農場のお店。農場で大切に育てたおいしい豚を、本格ドイツ製法で手間暇かけて加工したハムやソーセージは、香辛料が効いていて、ジュワッとジューシーです。2階はレストラン、1階は売店兼簡単なイートインスペース。この日はさすがにランチをいただいたばかりなので、1階で軽くソーセージをいただくことに。お供はもちろんコエドビール! ここではアロマホップの香りと深い味わいが特徴の「伽羅」の樽生が飲めるのです。小江戸黒豚の脂の甘味とスパイス感は、伽羅と相性抜群。パリッ、ゴクゴク……ソーセージもビールもお代わりしたくなるっ!!
 
ミオ・カザロ 蔵のまち店
埼玉県川越市元町1-15-3 tel.049-222-2861
営業時間/10:00~18:00
定休日/水曜
 
>>次ページでは、あま~いおみやげをご紹介

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text : Shiyo Yamashita

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