特集 2014/8/26(火)
エディターSが、おいしい夏休みを満喫!

1DAYグルメ・トリップ in 下田

夏休み真っ只中の週末。東京駅、午前8時発の踊り子号に乗って、ペリーが恋した青とおいしいご当地グルメを味わいに、下田へ1DAYトリップ! 10時43分に到着して、東京への終電20時38分発までの滞在時間は、約10時間。アペリティフ、ランチ、ディナーと、たっぷり贅沢してきますっ!

穏やかな海で水遊びしては、ごろりと寝そべり、のんびりと午後のひとときを楽しんでいると、あっという間に空がピンクに染まり、夕暮れです。おなかが減ってまいりました。
 
ディナーに訪れたのは、下田のご当地食材をスペイン料理でふんだんに味わえる「スペイン料理 MINORIKAWA」。下田市生まれのシェフ、御法川輝雄(みのりかわあきお)さんは、吉祥寺のスペイン料理レストラン「ドスガトス」に8年勤めた後、都内数店でも修行。そしてパートナーとともにスペインへ。バスク地方にあるミシュラン3つ星レストラン「Martín Berasategui(マルティン ベラサテギ)」や、ガリシア地方の1ツ星レストラン「Culler de Pau(クジェール デ パウ)」で1年修行後、帰国。美しい自然と豊かな山海の幸に恵まれた故郷の下田と、スペインで修行した土地の共通点に惹かれて2011年8月に店をオープンしたそう。素材のおいしさを大切に調理して食べさせてくれる、とっておきの店です。しかもここは下田駅から徒歩1分! 夏の下田は駅周辺で渋滞するので、帰りの電車を気にせず、ギリギリまで(笑)おいしい時間を過ごせる、ベスト・ロケーションにも注目です(とはいえ、混雑状況によっては料理をスムーズに提供できないこともあるので、時間に余裕を持って来店し、ゆっくりと食事を楽しんでくださいね。また、人気店なので事前予約が賢明です)。
 
まず、アペリティフでいただいたのが、写真左の下田の柑橘(ニューサマーオレンジやみかん、甘夏など)とシャンパーニュを合わせた「ミモザ」(¥750)。店内の黒板には、下田で採れた「シッタカ」という貝のシェリー酒蒸し(¥1,000)やイシナギのスペイン風ハ―ブマリネ、サルピコン(¥900)、地元でとれた野菜と豚足のロリート(¥800)など、前菜におすすめのメニューがずらり。ちなみに地元食材が中心のメニューは、季節や仕入れ状況によって変わるので、ご注意を。

写真右は、メインに合わせたスペインの赤ワイン「パゴス・デ・アライス」(デキャンタ ¥2,700)。こちらのガラスのデキャンタは、スペインで買ってきたものだそう。こんなおしゃれなテーブルウェアをデイリーに使えたら、自宅のインテリアもランクアップしそうですよね。いつかスペインに行ったら、絶対に買ってこよう、と心に決めた夜でした。さて、メイン料理に合わせてスタッフにおすすめしてもらったこのワインは、北スペインのナベーラという地域で作られたワインで、とりわけ野生肉に合わせたい1本なのだとか。
 
というのも、今回のお目当てのひとつが、若イノシシ料理だったから。下田は、1年を通してイノシシを狩猟していいので(駆逐のためにも)、いつでも地元のフレッシュなイノシシ肉を味わえるのです。その名も、「鉄砲で仕留めた若いのしし」(¥2,800)! ほかに「夏鹿」(¥2,300)などもあり、すべて備長炭で炭火焼きされています。ミディアムレアに焼き上がった若イノシシの、ももとはらみの部位が下田産野菜のグリルとともに皿に盛られ、それぞれの食感と味わいを確かめながら、しばし舌鼓。噛みしめるごとに、肉の旨みがあふれ、部位ごとの味わいをじっくり楽しめます。

 それと、〆に必ずオーダーしてほしいのがパエリア(パエージャ)。写真は、「車えびとあさりのパエージャ」(¥2,600)。地元の魚介をたっぷりと使った贅沢なだしが米にぎゅっとしみこみ、下田の夏休みのフィナーレにふさわしい、いいとこどりの一品。魚介料理ながら、しっかりとした味わいなの で、赤ワインとも好相性でした。
 
真夏の太陽とスペインワインでほどよく火照った体とともに、帰りの電車に揺られていい気分。滞在時間10時間を余すことなく堪能できた満足感もひとしお。
  
週末にふらりと行ってみるのもよし、忙しい最中ぽっかり取れた1日休暇でもよし。思い立ったら吉日! 下田においしい夏を味わいに行ってみて。都内から簡単に移動できるうえにリゾートムードをしっかり満喫できて、夏らしい気分転換ができること請け合いです!
  
「スペイン料理 MINORIKAWA」
静岡県下田市1-1-12 tel. 0558-27-0806
営業時間/17:30~24:00(入店は22:00まで)、20:30~はタパス(小皿料理)やワインだけでも楽しめるバルタイム
定休日/木曜 (祝日の場合営業)
http://minorikawa.mesi.jp/
 
 
>>次回は、エディターNによる軽井沢のグルメトリップをご紹介。お楽しみに!

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