特集 2014/8/1(金)
沖縄コンフォート・カフェ file.3 「PLOUGHMAN’S LUNCH BAKERY」

沖縄タイムを満喫! 異国情緒たっぷりの隠れ家カフェ

沖縄へ旅したら、ぜひ訪れて欲しいのが「外人住宅街」。いわゆる在沖米軍やその家族が住んでいた住宅を、カフェや雑貨店としてリノベーションした建物が並ぶ、沖縄らしいスポットだ。非日常感あふれる外人住宅カフェはとくに人気が高く、なかでもイチオシで紹介したいのが、小高い丘の上に佇む「PLOUGHMAN’S LUNCH BAKERY(プラウマンズ ランチ ベーカリー)」だ。

おいしいパンと新鮮野菜が主役
英国農夫のランチをイメージ
 
取材に訪れたこの日は、午前のまだ早い時間だというのに、地元客はもちろん、ガイドブックを手にした観光客や在沖アメリカ人などで賑わっていた。お目当てはこちら。野菜をたっぷり使ったサラダや惣菜を盛り合わせた「プラウマンズ ランチ プレート」(¥1,300)だ。
“農夫のランチ”を意味する「プラウマンズ ランチ プレート」に盛りつけられているのは、沖縄宜野座村産のベビーリーフのサラダに、押し麦や人参、ロースト野菜のマリネ、ごぼうたっぷりのポタージュ。それにもっちりとした歯ごたえのパンを数種類添えて。デザートも付いて、まるで洋定食のようなセットとなっている。

そもそも「プラウマンズランチ」は、田園地域で働く農夫が食べる昼食のことで、パンにチーズ、ピクルスなどの惣菜を家から持ってきて食べる、というもの。ヨーロッパでは、カフェやレストランでこの「プラウマンズランチ」というメニューに出くわすことも多いそう。
こちらでは、パンはすべてその日に焼きあげたばかりものを提供。ほどよい弾力で、噛みしめるたびに味わいが深まる絶品だ。とくに沖縄らしさを感じられる「アーサと海塩のリュスティック」は、ふわりと潮の香りを感じる。コーヒーを煉り込んだリュスティックは、ほろ苦さと甘みがナイスバランス。日によって少しずつ変わるパンはおかわり自由。こんなにたくさんは食べられないかも……と思いきや、あまりのおいしさに、おかわりして、さらに持ち帰り用のパンを購入する人も珍しくないとか。
 
さて、こちらは朝ごはんに人気のメニュー、「宜野座産ベビーリーフとトマトのハニーマスタードサンド」(¥750)と「にんじんとトマトのポタージュ」(¥200)。

フレッシュでジューシーな野菜の甘みが際立つシンプルなサンドイッチは、テラス席でがぶりと豪快に食べたくなるおいしさ。ぽってりとした舌触りが心地よい、セットのスープも美味。にんじんとトマト、それぞれの素材が大切に活かされたまろやかな味わいを、コリアンダーのスパイスが引き締める。朝ごはんのセットは、5種のサンドイッチと2種のスープから選べるのもうれしい。どの料理もシンプルで素朴なのだけれど、生き生きとしていて素直においしい。それはきっと、常に自然体なオーナーの考えがレシピにも反映されているからだろう。
 
>>次ページでは、素敵な隠れ家的カフェをプロデュースするオーナーを紹介!

  • PLOUGHMAN’S LUNCH BAKERY
    沖縄県北中城村安谷屋927-2
    tel.098-979-9097
    営業時間/8:00~16:00(ランチは、10:00~15:00)
    定休日/水曜
    http://ploughmans.net

  • OKINAWAナビゲーター
    松崎紀子●神奈川県川崎市出身。2000年に沖縄へ移住。県内外の雑誌編集や企業販促物、WEB、新聞など様々な媒体のデザイン、企画、編集、文章執筆などの分野に関わるフリーランサー。2013年、那覇市楚辺にコワーキングカフェ「Community & Coworking Cafe coil」をオープン。対面で伝える情報の発信やファン作りを目的に、多様な講座やワークショップをプロデュース。3人の子持ち。働くママの可能性を信じて日々奮闘中。「Community & Cowkirng Cafe coil」 http://cafecoil-okinawa.com

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photo : Chika Fujii text : Noriko Matsuzaki

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