特集 2017/1/2(月)
ポテチの袋にご用心!

おなかは減ってないのに、なぜ食べたくなるの?

純粋な楽しみとして、ときどきポテトチップスを食べるのは何の問題もないけれど、体がおいしい食べ物を求める欲求と、真の空腹との違いを理解しておくことはとっても重要! まず真の空腹とは、血液中の糖が下がって空腹ホルモンが分泌され、満腹を感じるホルモンがどこかへ行ってしまうこと。そう、ランチを食べてからしばらくたったあとに、あの胃がぐーぐーしてくるときの感じ!

とてつもなく酔っ払っているとき
お酒を飲んでいるときは、アルコールですでに高カロリーを摂取していても、体の「もっと食べたい」欲が増大がち。そんな時は、本当に食べ物が必要なのではなく、食べ物がもたらす短期的な満足感を欲しているだけだ、ということを忘れないで。脳はその欲求に素早く反応し、体にとって必要かどうかとは無関係に、空腹感を関連付けてしまう。お酒を飲むときは、この状況を想定してヘルシーな食べ物を備えておくことが賢明だ。
 
部屋が散らかり放題なとき
ある研究で、シンクにお皿がたまっていたり、カウンターに郵便物が山盛りになったりしているキッチンにいる女性は、クラッカーやにんじんよりもクッキーを好み、全体的に食べる量が多いということがわかったそうだ。散らかったキッチンをうろうろしているだけで、お菓子を食べたい、甘いものに手を伸ばしたいという欲求が高まるというのだ。キッチンカウンターはきれいに、そして食べ物が視界に入らないようにすることを心がけて。
 
一日中ほとんど水を飲まなかったとき
ほとんどの食べ物は、少量であるにしても水分を含んでいる。そのため喉が渇いたときに、飲み物よりも食べ物の方が手に入りやすいシチュエーションだと、食べ物に手を伸ばす人が多いのだとか。でも、食べ物で喉の渇きを和らげようとすると、結局は余分なカロリーを摂取することになり、実際の食欲を混乱させてしまいかねない。だから、おやつや食事を食べる前に、まず水分を摂ってみるのもいいかもしれない。
 
疲れている、またはストレスを感じているとき
この状態は、快感物質のドーパミンが低下することによって起こる。スード医師いわく、体は甘いものやおいしいものを食べたときにドーパミンを分泌するので、ドーパミンレベルが急落したときに食べ物に手を伸ばすのは当然のことだという。「フェイクの空腹感は、食べ物の摂取以外にも知覚によって満たされることもあります」。精神的に不安定になったときには、スイーツに手を伸ばす前に、音楽ストリーミングサービスのお気に入りチャンネルを聞いてみては?
 
その日、すでにギルティーなものを食べてしまったとき
心理学者で、『The Joy of Half a Cookie: Using Mindfulness to Lose Weight and End the Struggle With Food(クッキー半分の魅惑:マインドフルネスを使って減量し、食べ物との闘いを終わらせる方法)』の著者であるジーン・クリステラー氏によると、自分のなかの「良くない食べ物リスト」にあるを食べてしまうと、「“もう手遅れ”効果」と呼ばれる状態になってしまうそうだ。それはたとえば、小鉢に入れたアイスクリームを食べ終えたあとに、“ヘルシーになる日”を台無しにしてしまったと思い込み、結局アイスクリームのパックごと食べきってしまう、そんな負のサイクルのこと。そうなる前に、残りのアイスはあとにとっておいて、デザートの代わりにちゃんとした食事をすること。もし本当におなかが空いているのであれば、甘いものではなく、どんな料理でもおいしく感じるはずなのだから。

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original text : Elizabeth Narins  transtlation : Anri Imano photo : Getty Images

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