まずは市場へ!
食いしん坊の旅で絶対に訪れたいのが、街の市場。そこで暮らす人々の暮らしが見えるし、その国ならではの食材にも巡り合える場所だ。ということで、まずは朝イチでヴィリニュスの「台所」、ハレス市場へ。
旧市街の南側,夜明けの門の近くにあり、いつも人で賑わっている。市場が入った建物の周りにも、野菜やフルーツを並べて売っている人がたくさんいて、季節の食材で賑やか。
切り花を売る店もある。家に飾るのか、プチギフトにするのか、小さなブーケを買っていく姿も多い。
瓶いっぱいの森の恵み。訪れたのは秋、きのこやすぐりがたくさん並んでいた。「すぐりはジャムにするとおいしいよ」と、店の人。
市場の中でひときわ目を引くのが、肉の加工品。特に豚の加工品はバリエーションも多く、ハムやソーセージ、サラミなどがずらりと並ぶ。
ちょっと面白い店を発見。ここはチーズの専門店。中に席があって、チーズやサラミの盛り合わせやビール、フルーツワインなどのイートインが可能だ。実はリトアニアはビールの産地だって知ってる? クラフトビールの種類が豊富で安く、そしてとても質が高い。こちらでも何種類かを扱っていた。
牛乳、羊乳、山羊乳、そしてフレッシュタイプからハードまで、いろいろなチーズが並ぶ。「リトアニアはチーズもおいしいんですよ。フレッシュチーズは特におすすめ。でもせっかくだからいろいろ食べてみて」という店の人のアドバイスで、何種類かを食べてみることに。玉ねぎのチャツネとりんごのジャム、それにパンもつけてもらって、これで7ユーロ! 「グラスワインはサービスしておくわね」と、ブラックベリーのワインを合わせてくれた。旅先の市場で、チーズとワイン。やっぱり地元の人が通うマーケットって、いい!
>>次ページでは、かわいいエピスリーが登場
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Halės Turgus(ハレス市場)
Pylimo g. 58, Vilnius 01136
photos : Yukako Hiramatsu cooperation : Republic of Lithuania State Department of Tourism special thanks : Asami Kuchio