「SCOOBIE DO」のドラマー オカモト“MOBY”タクヤさんが愛するローカルグルメ
カルチャーの「るつぼ」。この西洋と東洋のミックス感がたまらない!
男性4人のファンクバンド「SCOOBIE DO」のドラマーであり、香港街歩きの達人として、香港通にもその名を知られているオカモト“MOBY”タクヤさん。香港デビューは2006年。作家でタレントのいとうせいこうさんに連れて行ってもらったのがきっかけとか。「西洋と東洋のカルチャーが混ざった“るつぼ感”にど肝を抜かれましたね」。そこから1年に1度は必ず香港を訪れるほど、どっぷり香港ファンと変身したオカモト“MOBY”タクヤさん(以下、MOBYさん)が絶品料理を楽しめるローカルな店を教えてくれた。
市場にある人気食堂で味わう、ネオ香港料理!
香港グルメの魅力を「高級レストランはもちろんのこと、THEローカルな香港っ子向けのメシ屋にいたるまで、何を食べても食事がウマいこと!」と、いうMOBYさん。なかでも香港島北角(ノースポイント)の街市(ガイシー=市場)内にある「東寶小館」が大のお気に入り。「地元っ子から観光客まで、多くの人で賑わっている食堂です。ここで今までに見たこともない馬鹿デカいシャコを食べて、何だ、この蟹と海老を足して割らない旨みは? 世の中にはこんなにもおいしいものがあったのか! と感動しました。未だにそのおいしさに取り憑かれていますよ」。「東寶小館」は市場に直結した食堂なので食材も新鮮。海鮮をたっぷり使った広東料理をベースにした「ネオ香港料理」と例えられる創作メニューも豊富に楽しめる。「香港っ子はあまりアルコールを飲まない印象ですが、ここではビールのオーダーを取る専用の店員も常駐しているくらい、多くのお客さんがビールを飲み、そこにノリの良い店員さん達も混ざって、誰彼もみんなで飲みまくるのも最高です」
遠足気分でGo! 香港とは思えない山奥で楽しむセルフ飲茶
次に教えてくれたのが、香港っ子も「どこ?」というほどマニアックな場所にある飲茶店。ここへ行くには、地下鉄MTR荃湾線の九龍島側の終点駅から小巴(ミニバス)に乗り、クネクネした山道を20分ほど登らねばならず、ちょっとした小旅行気分に。「クレソン畑に囲まれたド田舎」とMOBYさんがいうほど、自然に囲まれた店にも関わらず、朝から晩まで毎日多くの人で賑わうのが「瑞記茶樓」だ。
「料理もセルフサービスで勝手にやってくれ! と、放置プレイスタイルで楽しむ飲茶は、このエリアの水がおいしいからか、街の名店とはまた違ったファストだけどスローなおいしさに舌鼓。飲茶店ではほとんどみかけないビールがあるのも呑兵衛にとっては嬉しい限り。次に行くときは友だちと集まって、朝から飲みながら飲茶をしたいですね。そうそう……週末限定のスイーツ、自家製豆腐花(トーフーファ)も最高ですよ!」ローカルな気分に浸れるこの2店。リピーターしている人でも満足できること間違いなし。
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東寶小館
2/F Java Road Municipal Services Building, 99 Java Rd, North Point,Hong Kong
tel. +852 2880 5224
営業時間/17:30~24:30
無休
瑞記茶樓
57-58 Chuen Lung Estate, Route Twisk, Tsuen Wan
tel. +852 2490 5246
営業時間/6:00~14:00
無休
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オカモト“MOBY”タクヤ
今年で結成22周年を迎えるファンクバンド「SCOOBIE DO」のドラマー。4月にシングルを発売予定。2月には若手バンドとの2マンイベント「Young Bloods」を3月には沖縄、札幌、神戸、韓国・釜山などでライブを開催。詳しくはHPやSNSをチェックして!
http://www.scoobie-do.com
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