特集 2014/7/25(金)
「自由が丘ベイクショップ」浅本充さんに教わる

豆から挽くおいしいコーヒーの淹れ方

人気ベーカリー「自由が丘ベイクショップ」でバリスタを務める浅本充さんが、おいしいコーヒーの淹れ方をレクチャー。使う道具や求める味で淹れ方は変わるけれど、今回はさまざまあるメゾットのなかから一般的な「基本のき」の淹れ方を教えてもらった。3ページ目では、夏に嬉しいアイスコーヒーのつくり方も公開! 
プロの手順をマスターして、家でこだわりのコーヒータイムを過ごしてみては?

ドリップスケール
コーヒーを淹れるのに必要な「豆の量」「湯の量」「蒸らし時間」「抽出時間」を計測できるドリップのために開発されたスケール。
V60 ドリップスケール ¥5,000(税別)/HARIO tel. 0120-398-207

STEP1
豆を正確に測る
 
計量スプーンで測ると豆の大きさなどで若干の誤差が出るので、スケールで測るのがおすすめ。1杯分10g、2杯分18~20g、3杯分25~28gが目安。今回は2杯分で作る。

STEP2
豆を挽く
 
ペーパードリップの場合は、中挽き(写真上)がおすすめ。中挽きの粒子の細かさは、グラニュー糖くらいが目安。ドリッパーでコーヒーを淹れる場合に、最も適している挽き具合で、香りがしっかりと立つのが特徴だ。あまり時間をかけて豆を挽くと、豆に熱が伝わって劣化の原因になる。短時間で挽くことを心がけて。
 
写真下は中挽きよりも細かい細挽き。白砂糖ほどの粒度で、苦みが強く出るのが特徴。エスプレッソやアイスコーヒーに適している。応用編の「アイスコーヒーの淹れ方」では、豆は細挽きを利用しよう。

STEP3
フィルターのチャック部分を折る
 
細かいけれど、実は重要なポイント! フィルターのチャック部分を折ることで、ドリッパーにセットしたときにフィルターとドリッパーが密着して、まっすぐにコーヒーを落とすことができる。

ドリップケトル(左)
コーヒーをおいしく淹れるポイントは“蒸らし”。コーヒー粉全体にそっと湯を染み渡らせるのに適した細口ケトルがおすすめ。
V60 ドリップケトル・ヴォーノ(600ml) ¥3,800(税別)/HARIO tel. 0120-398-207
 
ドリッパー(右上)とレンジサーバー(右下)
抽出したコーヒーを受けるレンジサーバーは耐熱ガラス製を。 ドリッパーはコーヒーの味を決める要の道具。「ハリオ」のV60シリーズのドリッパーは、螺旋の溝が施された円錐形。注がれた湯が中心に向かってゆっくり流れるので、コーヒーの味をしっかりと引き出す。
V60 レンジサーバー600クリア ¥2,000(税別)、V60透過ドリッパー02クリア ¥450(税別)/共にHARIO tel. 0120-398-207

STEP4
湯を準備して、ドリップペーパーを湯通しする
 
ドリップケトルに湯を注ぐ
沸騰した湯を直接注ぐなんてNG! 湯の温度は85~90℃がベスト。温度が高いと、苦みを強く感じるコーヒーになることがある。沸いた湯は、一度ドリップケトルに移して温度を下げよう。
 
ドリップペーパーを湯通しする
ペーパーの持つ独特な香りや味を、湯通しして洗い流そう。ドリップペーパーを温める役割も果たしてくれる。このとき、ペーパーをビシャビシャ濡らさないこと。
 
>>次ページではいよいよコーヒーをドリップ!

  • おいしいコーヒーの淹れ方を教えてくれたのはこの人!
    浅本充  Makoto Asamoto
     
    フードプロデューサー、「自由が丘ベイクショップ」の運営を手がける「ユニテ」代表。ワイン、シャンパン、コーヒーに造詣が深い。最近ではイベントのゲスト、雑誌のインタビューで注目されるほか、ユナイテッドアローズの原宿本店、メンズ館にできた「UA BAR」のフードプロデュースも担当して話題に。

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Photo : Teruaki Kawakami  Styling : Tomoko Kubota

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