脳が活性化する、人気スパイスを知ってる?
あたたかみのあるフレーバーが人気のシナモン。実は、おいしいだけでなく、記憶力を高めたり、血糖値を下げてくれるなど、さまざまな効果があるそう!
シカゴにある「ラッシュ大学医療センター」の研究チームによると、挽いたシナモンは、もの覚えの悪い人の学習能力を改善する効果があるという。そして、この身近なスパイスが、どのようにして記憶と学習をつかさどるタンパク質を向上させるかを、明らかにした。
「シナモン摂取は、もの覚えの悪い人の記憶力をよくするための、最も安全かつ簡単な方法のひとつとなることでしょう。記憶力が悪くなる脳のメカニズムを理解することは、それを改善する効果的な戦略を練るうえで欠かせません」と語るのは、研究リーダーで神経学の教授、カリパダ・パハン氏。チームは、比較的学習能力のないマウスたちを迷路に入れ、出口を探すまでのタイムを計測。その後、1ヶ月に渡り、マウスにシナモンを与え続けた。すると、記憶力の低かったマウスが素早く迷路を覚えて、以前の2倍もの速さで出てくるという結果に。パハン教授は、シナモンが体内で消化されると、記憶に欠かせない健康的な神経を成長させるための科学物質「安息香酸ナトリウム」に変わると解説しているそう。
text : The Good Housekeeping Web Team translation: Mayu Nakanishi photo : Getty Images
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※この記事は、海外のサイトで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。