日頃イラっとしやすい理由は、朝の炭水化物が原因かも!?
1日の活力や集中力を養うために朝食がどれだけ大切か、もうみんな知っているはず。ところが最新の研究では、何を朝食に選ぶかで、性格や他人との接し方、つまりは内面にも影響を及ぼす可能性があることがわかってきたんだとか。
炭水化物たっぷりの食事を取った人たちに、忍耐力や寛容力の低下が見られた、という結果が最新の研究でわかったそう。これは、高炭水化物の食事で、性格が攻撃的になる可能性があることを示しているんだとか。では、今話題の低炭水化物ダイエットをしたら、メンタル面にはどんな影響があるの? そこで、低炭水化物の食事が人間の行動に与える影響について調べた、ある実験を紹介しよう。
<調査方法>
ある研究チームが、87名のボランティアを集め、その日の朝食に何を食べたかを調べるためのアンケートを実施。そして、それぞれに「最後通牒ゲーム(Ultimatum game)」に参加してもらった。「最後通牒ゲーム」とは、2人1組で行われる一種の頭脳ゲームで、ある金額のお金を2人で受け取ったときに、どう分け合うかを決めるもの。分配ルールは、2人のうち1人が取り分を決めてパートナーに伝え、その提案がOKなら2人ともお金をもらえるが、NGだった場合は2人とも受け取れなくなる。
このゲーム、受け取り手からすると、提案を受け入れない限りはお金をもらえないので、たとえ1円でも金額に関わらずYESと答えないと0円になってしまい、理論上は損することになる。けれど、実際のゲームでは、提案者の取り分が多すぎると不公平感を覚えて、拒否するケースも多々あるようだ。今回の実験は、受け手が提案を受け入れた割合と、朝食の内容との関連を調べたというわけ。
original text : The Good Housekeeping Web team translation : Rubicon Solutions, Inc cooperation : Yuko Ehara photo : Getty Images
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※この記事は、海外のサイトで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。