豪華ゲストも感動した「ボッテガ・ヴェネタ」のショーを完全レポート!
2016/11/01(火)
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カレン・エルソン(Karen Elson)

テクスチャーに凝ったオリジナル素材に注目

'90年代のスパモ全盛時代からキャリアを重ねるカレン・エルソンも登場。ポロニットに合わせた光沢のあるスカートは、一見素材が何かわからないが、実は非常に薄いナッパレザーにコットンをボンディングし、驚くほど、軽やかに仕上げたもの。ビビッドな発色と濡れたような質感に心奪われる。

「わかる人は気づくかもしれませんが、レザーに見えないというところが気に入っています。PVCと勘違いする人もいるでしょう。でもそれでよいのです。すべてを説明する必要もなく、わかりやすくないというのも大切なのです」とコメント。常に素材を探求している「ボッテガ・ヴェネタ」ならではのパーソナルラグジュアリーはここでも表現されているということ。

エディ・キャンベル(Edie Campbell)

オリジナルで開発している素材のなかで、もうひとつの見どころはこちら。エディ・キャンベルが着用したシャツ&パンツのルックは、「レザー? ナイロン?」と見まがう光沢感の生地は、リネンにメタル糸を織り込み、しわを形状記憶させて独特の風合いを出したもの。ジャンプスーツのようなクールなスタイリングも素敵。

「私たちは常に素材を探求していて、これは他と差別化するにも非常に重要なこと。糸もすべて独自の色に染色しているので、既存の生地を購入するのとはまったく異なります」とトーマス。

「ボッテガ・ヴェネタ」のアイコニックなバタフライモチーフは、コットンリネンのシャドウプリントで登場。エアフォース・ブルーのドレスにさりげなくかすれた風合いで散りばめられた蝶々が控えめでコンテンポラリーなムードを醸し出している。

Photo: IMAXTREE

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