「イッタラ」から限定品の京都バードが誕生
2016/10/28(金)
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これまで40年以上かけて、500近くのバードをつくってきたオイヴァ・トイッカ。

オイヴァ・トイッカという天才と「イッタラバード」

フィンランドのガラスの巨匠オイヴァ・トイッカ。彼がつくる手吹きの「イッタラバード」は、本当にファンが多い。トイッカは鳥の持つチャーミングな形にガラスのテクニックで魔法をかけて、美しい姿を生み出していく。シティバードなどテーマ性のある限定品は、とりわけコレクターたちの憧れを誘う存在でもある。

5羽をコレクションする「コンプリートセット」¥540,000(11月中旬頃より展開)/スキャンデックス 

今回の限定品のシティバードは、「京都バード」を筆頭に、香港、ソウル、ワシントンDC、ミネアポリス、世界5都市のインスピレーションで生まれた。色と形も大きさも違い、異なったガラス吹きの技術が用いられていて、美しい。朝の光のなかで、あるいは寝室に置いて夜の照明の下で、バードたちの語る物語に耳を傾けたい。

窓の外はヘルシンキの秋の夕暮れ。バードが我が家にやってきたら、窓辺において楽しみたい。

ヘルシンキデザインウィーク中、目抜き通りのエスプラナーディに展示されていた、たくさんのバードたち。自然とともに暮らす北欧に生まれ、世界中へと飛び立っていく愛らしいバードの姿に、つい見入ってしまう。

コスキネンとトイッカ。フィンランドデザイン界の遺伝子を継ぐふたりはまるで親子のよう。

「イッタラ」のアートディレクター、ハッリ・コスキネンのスタジオにて。「とても大切なもの」と言って見せてくれたオイヴァ・トイッカの本には、ヴェネチアを一緒に旅した時にハッリ・コスキネンが撮影したオイヴァの姿お多数もおさめられていて、貴重な記録。

フィンランドが生んだ天才、オイヴァ・トイッカの魅力にふれる一冊。北欧好きの必読書です。

オイヴァ・トイッカの本には、ハッリ・コスキネンへのサインが。この本のなかには、トイッカが手がけたオペラの舞台装置やコスチュームなど、斬新でモダンなアプローチも紹介されていて、その多才ぶりには驚くばかり。才能あふれるトイッカにとって、イッタラバードはきっと永遠の手の楽しみなのだろう。

text:RYUKO KIDA

  • イッタラGINZA
    東京都中央区銀座6-2-3 Daiwa銀座アネックスビル1F
    tel. 03-6218-0812
    営業時間/11:00~20:00
    不定休
    https://www.iittalashop.jp

    お問い合わせ/スキャンデックス tel. 03-3543-3453

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