「メイクをせず、ハロー・キティのシャツを着る……サイコね」
―時々、幼さをさらけ出して歌を歌うシーンがあります。映画の後半と比較すると、驚くほど可愛らしくて、純粋な側面ですね。
登場人物たちがクールなのは、スイッチを入れたり切ったりできることなの。子供になりたいときは子供になるし、すごく成熟した大人にもなるし、恐ろしくもなれる。ハーモニーはいつも、それでも彼女たちを若いままにしておきたいと言っていた。あんまりメイクをせず、ハロー・キティのシャツを着る。だからこそ、そんな女の子たちがあんなことをするのがよりショッキングになる。ある意味でほとんどサイコね。
ハーモニーは「変な感じで踊って」とか「犬みたいに演技して」なんていうから可笑しかったわ。動物みたいに叫び、動物みたいに演技しなきゃいけなかったの。ハーモニーは彼女たちを今まで見た中で一番奇妙な人物にしたかったの。とにかく私たちは楽しむこと以外は何も気にしないおかしな女の子たちなの。そして彼女たちはさらに奇妙な男性(ジェームズ・フランコ演じる)エイリアンに出会うのよ。
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『スプリング・ブレイカーズ』 原題:『Spring Breakers』
Story退屈な大学生活に心底ウンザリしているブリット、キャンディ、コティ、フェイスの4人は、日常から抜け出すため“スプリング・ブレイク(春休み)”にフロリダ旅行に出かけようと盛り上がる。勢いに乗った彼女達は強盗で資金を作ろうと目論み、計画は思った以上に上手く運ぶ。美しいビーチとクールな音楽、イケメンたち! やっと居場所を見出したかに見えた4人だが“エイリアン”と名乗る謎の男が目の前に現れたことで、運命の歯車が軋み始める……。
刺激を求める女の子達のリアルな姿を描き、世界中で話題に! ディズニー出身の全米トップアイドル、ヴァネッサ・ハジェンズとセレーナ・ゴメス。「プリティ・リトル・ライアーズ」のアシュリー・ベンソン、『ミスター・ロンリー』のレイチェル・コリンなど、旬なガール女優達がセクシーな水着姿で体当たりの演技を披露。そこにジェームズ・フランコの怪演もスパイスになっていると聞けば、この夏、見ずにはいられなさそう。
監督・脚本/ハーモニー・コリン
出演/ジェームズ・フランコ、セレーナ・ゴメス、ヴァネッサ・ハジェンズ、アシュレイ・ベンソン、レイチェル・コリン
提供/トランスフォーマー/シネマライズ/WOWOW
配給/トランスフォーマーHP:www.springbreakers.jp R15+
6月15日(土)シネマライズ他、全国ロードショー
(C)Spring Breakers, LLC