無名の私が『007』“23代目ボンドガール”を手に入れるまで
2012年12月1日(土)、ついに1962年の第一作『007/ ドクター・ノオ』から50年目の記念作にして最新作『007 スカイフォール』が日本で公開に。監督はイギリスの巨匠サム・メンデス、主題歌は世界で最も旬な英国の歌姫アデル、主演はもちろんダニエル・クレイグとイギリスのスタッフだらけ。そんな中、ほぼ無名のフランス人女性が23代目ボンドガールの座を射止めた。そこに至るまで、女優とは思えないくらいの根性と、スクリーンとはまるで違うやわらかな人柄などなど、エル・オンラインだけに見せてくれた「素顔」を大公開!
1/5
「初めての日本の印象は、不思議な光であふれている感じ」
記念すべき『007』シリーズ50周年作品となる『007 スカイフォール』のボンドガールに大抜擢された、仏女優ベレニス・マーロウ。アジア系の血を引くエキゾチックな顔立ちと、画面からでも漂ってくる怪しい色香。いったいどれだけタフな女性なのだろうと待っていると、インタビュー場所に指定されたホテルの一室に入ってきた彼女は、“ボンドガール”とは全く違う柔らかな笑顔。優しい握手と「ボンジュール!」の気さくな挨拶でインタビューが始まった。
―初めての来日ですね? 日本の印象は?
自然を尊敬しているというか、そんな気がするの。2日前に着いて明治神宮と浅草に行ったんだけど、自然が東京の街と調和していると感じたわ。みんな輝いていて、なんというか不思議なパワーであふれているというかそんな気がしたの。
―他に楽しんだことは?
なんだっだかしら、あそこ……(通訳に尋ねる)。ほら、神社じゃなくてその近くの…。
―原宿?
そうそう、ハラジュク! 大好き! たくさん子ども用のおもちゃがあって、何も買えなかったんだけれど、子どもの頃に返ったつもりで楽しんだわ。
―日本の人の印象は?
人と自然というか土地とがつながっているような気がする。賢さのようなものにあふれていて、なんだか囲まれるとリラックスできる。人がリスペクトしたものをエコーのように返してくれるエナジーにあふれていて、とても平和だわ。
―日本の島(映画内で登場する長崎県の“軍艦島”)が出てきますがご存じ?
数日前に本当にあの島があると教えてもらったわ(実際の撮影はセットで行われた)。
―その島へジェームズ・ボンドを導くセヴリン役を演じたわけですが、そのボンドガールの座をどうやって手に入れたんですか? あなたはフランスでモデルはしていましたが、あまり映像作品にでていないですよね。
(笑)それは長い長い人生のお話になるわ。実は女優としてフランスで8年間、なかなか芽が出なかったの。オーディションも通らなかった……。
-
『007 スカイフォール』(SKYFALL)
本国イギリスでは公開1週間の興行収入の歴代記録を樹立した、シリーズ生誕50周年記念作品。今回はなんとジェームズ・ボンドが「過去の遺物」扱いされる驚愕のストーリー。元エージェントでMI6とそのリーダーである“M”に激しい恨みを抱く敵が、最新そして最強のサイバーテロリズムで本部に迫りくる。それに対抗するのは、ボンドの「時代遅れ」な戦術。古いものが倒れるとは限らない。「遺物」扱いから目覚ましい復活を遂げるダニエル・クレイグのカッコよさにほれぼれすること間違いなし。そして、「真のボンドガール」が誰かもチェックして!
監督/サム・メンデス
出演/ダニエル・クレイグ、ジュディ・デンチ、ハビエル・バルデム、レイフ・ファインズ、ナオミ・ハリス、ベレニス・マーロウ、アルバート・フィニー、ベン・ウィショー
配給/ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
公式サイト/http://www.skyfall.jp/site/
公式facebook/facebook.com/007Japan
2012年12月1日(土)~、字幕版/吹替え版 同時公開!
skyfall(C)2012 Danjaq, LLC, United Artists Corporation, Columbia Pictures Industries, Inc. All rights reserved.