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ザ・ウイークエンドのライブでロマンティックな夜を
ラインナップのなかで、やはりもっとも期待出来るのは、退廃的なエロティシズムを表現させたら右に出る者はいないR&Bシンガー、ザ・ウイークエンドでしょうか。
ダフト・パンクの参加も話題になった昨年末リリースの最新作「Starboy」は5ヶ月近く全米チャートのトップ10にずっと居座っているし、人気と評価からしてもドレイクと並ぶ、今を代表する存在。この3月にも世界中の「H&M」のポップアップコレクションの顔として話題を振りまいたばかり。彼の今回のツアーもステージセットがあまりに大規模すぎて、日本公演が実現する可能性は限りなくゼロに低い。
ベニカシムで単独ツアーほどの豪華さはおそらく望めないとは思いますが、真夜中のビーチの側でザ・ウイークエンドのステージを体験するというのは格別に違いない。なので、カップル旅行の行き先としては、ひとつあるのでは?という無責任な放言で締めたいと思います。
いずれにせよ、今、フェスティバルに足を運ぶなら、海外。それは間違いありません。ぜひともロケーションやホスピタリティ、ラインナップなど細かい情報を吟味した上で、初めての夏の体験を謳歌してください。
Text: Soichiro Tanaka Photo: Getty, Aflo
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田中宗一郎/音楽サイト「ザ・サイン・マガジン」のクリエイティブディレクター、音楽評論家、DJ。1963年、大阪府出身。雑誌『ロッキング・オン』副編集長を務めたのち、1997年に自ら音楽雑誌『スヌーザー』を創刊。その後、2013年秋にWEBメディア「ザ・サイン・マガジン」を開設。『スヌーザー』がオーガナイズするクラブイベント、クラブ・スヌーザーは全国各地にて現在も開催中。@soichiro_tanaka
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ベニカシム国際フェスティバル
開催日/2017年7月13日~16日
会場/ スペイン マドリード Gustavo Fernandez Balbuena
出演者/レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、ザ・ウイークエンド、カサビアン、フォールズ、デッドマウス、ストームジー、ピート・ドハーティ、リアム・ギャラガーほか
http://www.fiberfib.com/en/