- 【第一回】イベント飽和時代!? それでも2017年必ず押さえるべき海外フェス5
- 【第二回】イベント飽和時代!? それでも2017年必ず押さえるべき海外フェス5
- 【第三回】イベント飽和時代!? それでも2017年必ず押さえるべき海外フェス5
- 【第四回】イベント飽和時代!? それでも2017年必ず押さえるべき海外フェス5
- 【第六回】イベント飽和時代!? それでも2017年必ず押さえるべき海外フェス5
他フェスは海外アーティストがラインナップを独占!?
例えば、都市型フェスとして人気を博してきたVフェスティバルを例にとると、昨年はジャスティン・ビーバーとリアーナ、次いでシーアとデヴィッド・ゲッタと、アメリカのメガアーティストを揃えたものの、それ以外は特筆すべきアーティストは見当たらなかった。
今年も妊娠中のビヨンセの夫、ジェイZが久しぶりに大きなステージに立つことが最大の目玉ですが、その次の推しがピンクというのは弱い。ジェイZの出演についても「Vフェスへの出演は本国アメリカのステージに立つための公開リハーサルなのでは?」と一部で囁かれています。
英国のサマーソニックとも言える、ニ都市開催のレディング&リーズについてもジェイZと同じく、久方ぶりに稼働するエミネムが目玉。その他の2組のヘッドライナーはカサビアン、ミューズという現在の英国が誇る2大アリーナ・スタジアムロックバンドを揃えてはいますが、とりたてて驚きはありません。スコットランドを代表するT・イン・ザ・パークの開催は今年は見送られました。
しかし、今年のグラストンベリーの場合、レディオヘッド、フー・ファイターズという90年代組のオルタナティブロックバンドに加えて、エド・シーランをしっかりとブッキングしてきた。出演者もまずはグラストンベリーを選んでしまうんです。
Text: Soichiro Tanaka Photo: Getty, Aflo
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田中宗一郎/音楽サイト「ザ・サイン・マガジン」のクリエイティブディレクター、音楽評論家、DJ。1963年、大阪府出身。雑誌『ロッキング・オン』副編集長を務めたのち、1997年に自ら音楽雑誌『スヌーザー』を創刊。その後、2013年秋にWEBメディア「ザ・サイン・マガジン」を開設。『スヌーザー』がオーガナイズするクラブイベント、クラブ・スヌーザーは全国各地にて現在も開催中。@soichiro_tanaka
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グラストンベリー・フェスティバル
開催日/2017年6月21日~25日
会場/ イギリス Worthy Farm, Pilton, Somerset
出演者/エド・シーラン、レディオヘッド、フー・ファイターズ、ケイティ・ペリー、ビッフィ・クライロ、ザ・エックス・エックス、メジャー・レイザー、アルト・ジェイ、ロード、ストームジーほか
http://www.glastonburyfestivals.co.uk/ -
Vフェスティバル
開催日/2017年8月19日~20日
会場/ イギリス チェルムズフォード Weston-under-Lizard, Shifnal
出演者/ジェイZ、ピンク、クレイグ・デイヴィッド、ルディメンタル、ピート・トング、エリー・ゴールディング、ストームジー、ジェス・グリンほか
https://www.vfestival.com/ -
レディング&リーズ・フェスティバル
開催日/2017年6月21日~25日
会場/ イギリス Richfield Avenue(レディング会場)、イギリス Bramham Park Leeds(リーズ会場)
出演者/カサビアン、ミューズ、エミネム、ファットボーイ・スリム、ミーゴス、メジャー・レイザー、コーン、ギグス、バスティル、ハイムほか
http://www.readingfestival.com/