- 【第一回】イベント飽和時代!? それでも2017年必ず押さえるべき海外フェス5
- 【第三回】イベント飽和時代!? それでも2017年必ず押さえるべき海外フェス5
- 【第四回】イベント飽和時代!? それでも2017年必ず押さえるべき海外フェス5
- 【第五回】イベント飽和時代!? それでも2017年必ず押さえるべき海外フェス5
- 【第六回】イベント飽和時代!? それでも2017年必ず押さえるべき海外フェス5
コーチェラ・フェスティバル
世界一の夏フェスティバル、コーチェラ
今、世界一のサマーフェスティバルといえば、アメリカ、カルフォルニア州の砂漠地帯で行なわれるコーチェラと言っても過言ではありません。音楽好きのセレブも多数来場することでも有名で、規模やラインナップの充実度、信頼性から見ても、総合的にポイントが高い。
そもそも大規模な音楽フェスというのは、1969年のニューヨーク州で開催されたウッドストックフェスティバルから始まり、80年代以降に英国がそれらのイベントのアイディアを継承することで、90年代初頭にひとつの文化へと押し上げたという歴史があります。フェスは基本的に、ヨーロッパ発祥の文化だったのです。
しかし、ここ10年で音楽フェスティバルの本場は質や量的にもアメリカに移行。なかでも、このコーチェラは群を抜いた充実っぷり。現在、アメリカ3大フェスに数えられるコーチェラ以外の2つ、テネシー州のボナルーフェスがどちからと言うとルーツミュージック寄り、イリノイ州シカゴで行なわれるロラパルーザがオルタナティブロック寄りなのに比べると、コーチェラの場合、「旬じゃないアーティストはお断り」という確固としたアティチュードで、時代の今を反映した先鋭的かつポップなラインナップが最大の売りです。今年のラインナップも文句つけようがありません。
Text: Soichiro Tanaka Photo: Getty
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田中宗一郎/音楽サイト「ザ・サイン・マガジン」のクリエイティブディレクター、音楽評論家、DJ。1963年、大阪府出身。雑誌『ロッキング・オン』副編集長を務めたのち、1997年に自ら音楽雑誌『スヌーザー』を創刊。その後、2013年秋にWEBメディア「ザ・サイン・マガジン」を開設。『スヌーザー』がオーガナイズするクラブイベント、クラブ・スヌーザーは全国各地にて現在も開催中。@soichiro_tanaka
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コーチェラ・フェスティバル
開催日/2017年4月14日~4月16日、4月21日~4月23日
会場/ アメリカ合衆国 カリフォルニア州 インディオ Empire Polo Club
出演者/レディオヘッド、レディー・ガガ、ケンドリック・ラマ―、ボン・イヴェール、ザ・エックス・エックス、ロード、ジャスティス、ニュー・オーダー、マック・デマルコ、MCストームジーほか
https://www.coachella.com/ -
ボナルー・フェスティバル
開催日/2017年6月8日~6月11日
会場/ アメリカ合衆国 テネシー州 マンチェスター Great Stage Park
出演者/U2、ザ・ウィークエンド、チャンス・ザ・ラッパー、メジャー・レイザー、フルーム、ザ・エックス・エックス、ロード、トラビス・スコットほか
https://www.bonnaroo.com/ -
ロラパルーザ・フェスティバル
開催日/2017年8月3日~6日
会場/ アメリカ合衆国 イリノイ州 シカゴ Grant Park
出演者/チャンス・ザ・ラッパー、ミューズ、アーケイド・ファイア、ザ・キラーズ、ザ・エックス・エックス、ロード、ジャスティス、ブリンク182ほか
https://www.lollapalooza.com/