【アオスタ】遺跡もショッピングも一カ所に魅力が集まる町
ヴァッレ・ダオスタの中心となる町がアオスタ。簡単に歩いて回れるコンパクトなエリアに、この地の文化がぎゅっと詰まっている。町のベースとなっているのは、紀元前25年にアウグストゥス帝が建造したコロニー。町の端にある凱旋門は当時から変わらぬ玄関口だ。そこから目抜き通りが始まり、お店やレストラン、ローマ遺跡や教会などが続く。“アルプスの小さなローマ”といわれる、アオスタの魅力を歩いて見つけよう。
ファルマチア・ドットール・ニコラ/Farmacia Dottor Nicola
代々続く薬剤店に生まれ、自然療法を熟知したドクター・ニコラが始めたコスメブランド。昼夜の気温差が激しく高地で育つヴァッレ・ダオスタのハーブは、例えばおなじみのタイムやカレンデュラでも効能が格段に違うそう。渓谷のさまざまな場所に畑があり、ハーブをぜいたくに使ったソープやボディクリーム、コスメラインを展開中。薬剤店ではトリートメントも受けられる。
リストランテ・クロワ・ド・ヴィル/Ristorante Croix De Ville
ヴァッレ・ダオスタのグルメを知るには、まずこちらへ。前菜には名産のチーズとハムの盛り合わせ。もちろん豚の脂肪を熟成させた名産ラルドも欠かせない。とれたてのトリュフと牛肉のカルパッチョに、猟師が仕留めた鹿肉のラグーなど、垂涎の山の恵みがずらり。ミラノで働いていたが、地元の食材の豊かさに気づきUターンしたという、ロベルトシェフのセンスが光る。
ラ・ヴィネリア/La Vineria
テレビなどでも活躍するシェフのフィリッポさんが奥さんのローラさんとオープン。地元を始め、イタリア各地から2人が選りすぐったワインが揃う。冬は雪深いヴァッレ・ダオスタでは、多くの場合無農薬でぶどうが育つため、当然のようにナチュラルワインが多数。ふたりが好みに合わせ薦めてくれる。€10~20と手ごろな値段は、何本も買って帰りたくなるかも。
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Via Mons. De Sales, 7 Aosta AO
☎0165.263982
10:00~13:00、15:00~19:00 ㊡日、月午前
www.valgrisa.it
Via Croix de Ville, 25, Aosta AO
☎3382082156
12:00 ~14:30、 19:00 ~22:30 ㊡月(3~9月)、日(10~2月)
www.croixdeville.it
Via Sant'Anselmo, 121, Aosta AO
☎0165.610143
10:00~21:00(金・土~22:00)
www.lavineria-aosta.it
Photo: ANDREA ANNESSI MECCHI, MASSIMILIANO BONATTI(Puglia,Valle d'Aosta), GETTYIMAGES(Martina Franca, Hospicedu Grand Saint Bernard)
Coordination: MICIYO YAMADA(Puglia,Valle d'Aosta)
Illustratoin: SAKINO TORIITSUKA /BUILDING
Cooperation: REGIONE AUTONOMA VALLE D'AOSTA
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▼How to get there?
ミラノの郊外の地下鉄駅、ランプニャーノからアオスタとクールマイヨール(モンテビアンコ)行きのバスがある。アオスタからクールマイヨールまではサヴダ社のバスが運行。
www.savda.it
城めぐりなどはタクシーのハイヤーが便利。
www.taxincc-valledaosta.com
www.taxitroilo.com
roberto.raso@poetecert.it
詳しくは府観光局のサイトでチェックして。
www.lovevda.it -
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