フィナーレは「サイン・オブ・ザ・タイムズ」の大合唱
ライブも中盤を過ぎ、フォークなアコースティック・ギター曲「スイート・クリーチャー」の演奏あたりから、ハリーは少しリラックスしてきたようで、MCの間に会場のファン達と掛け合いが繰り広げられた。あるファンの19歳の誕生日だということを知ると、みんなでハッピー・バースデー・ソングを歌おうと指揮したり、気になる行動をとるファンに突っ込みを入れたり、あまりの暑さで人混みから出たがっているファンを見つけるとスペースを空けてあげるように誘導したりと、まるでハリーがファンをおもてなしする場面が何度もあった。
激しいロックナンバー「キウイ」をハードに歌い上げ、ラストには自分が飲んでいたボトルから水を会場に吹きかけて一旦ステージを去ったハリーは、アンコールでたくさんのハリーコールが叫ばれて再びステージに登場。ソロ・デビュー曲「サイン・オブ・ザ・タイムズ」を熱唱するハリーに負けじと会場のファンが一体となり、記念すべきファーストシングルを大合唱して幕を閉じた。何度もファンを“フレンズ”と呼び、心からファンを大切に思うハリーの真心が伝わった一夜を会場にいた“フレンズ”は決して忘れないだろう。
Photo: Sofi Adams Text: Mizuho Sato
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HARRY STYLES LIVE IN CONCERT @ THE GARAGE
1.エヴァー・シンス・ニュー・ヨーク
2.カロライナ
3.ミート・ミー・イン・ザ・ホールウェイ
4.ウーマン
5.ウルトラ・ライトビーム (カニエ・ウェスト曲カバー)
6.オンリー・エンジェル
7.ストックホルム・シンドローム(ワン・ダイレクション曲)
8.トゥー・ゴースツ
9.スウィート・クリーチャー
10. フロム・ザ・ダイニング・テーブル
11. キウイ
12. サイン・オブ・ザ・タイムズ -
ハリー・スタイルズ『Harry Styles |ハリー・スタイルズ』
1.Meet Me in the Hallway ミート・ミー・イン・ザ・ホールウェイ
2.Sign of the Times サイン・オブ・ザ・タイムズ
3.Carolina カロライナ
4.Two Ghosts トゥー・ゴースツ
5.Sweet Creature スウィート・クリーチャー
6.Only Angel オンリー・エンジェル
7.Kiwi キウイ
8.Ever Since New York エヴァー・シンス・ニュー・ヨーク
9.Woman ウーマン
国内盤(初回生産分のみ32Pブック型デラックスパッケージ、日本盤限定ポスター封入)
2017年5月24日発売 ¥2,400
www.sonymusic.co.jp/harry