特集 2017/9/20(水)
FROM ELLE WORLD

エミー賞総なめ! ドラマ「The Handmaid's Tale/侍女の物語」を見るべき9つの理由

先日発表された第69回エミー賞でドラマ作品賞、主演女優賞を始め8部門を制覇したHuluのオリジナルドラマ「The Handmaid's Tale(原題)/侍女の物語」。現地では今年の4月に配信されるや否や、その斬新なストーリーと豪華キャストで話題沸騰中の鳴り物入りドラマで、日本での配信が待たれるところ。先日シーズン2の制作が決まり、今後マストウォッチリストの筆頭になること間違いなしのこのドラマの見どころをまとめてみました。

4.美しい映像には隠された意図がある

監督のリード・モラーノはこれまで撮影監督として活躍してきたキャリアの持ち主である。パイロット版では原色を感覚的に使用したという。「アトウッドの小説の世界は色から引き離されている。私たちはそれを忠実に描きたかった」と彼女は語る。豊かで絵画的な映像にしたかったというモラーノ。「侍女たちは赤、妻たちはピーコックブルーを身につけている。この選択はとても意図的です。私たちは、観客がこれまで見たことのないドラマだと感じるような作品を作りたかった。構図とグラフィックカラーを工夫することで視覚的に楽しめるようにしたかったのです」。

5.ギレアデ共和国の宗教原理主義は清教徒たちの信仰と似ている

ギレアド共和国は宗教原理主義国家であり、彼らの行動は清教徒たちのものと極めて類似している。これが脚本家たちのアイデアを決定付けた。「最初のエピソードで、人々は自分たちの教派以外のあらゆる教会を取り壊している」とミラーは語る。「アメリカは宗教的な自由を求める人たちのための場所だと謳ってきた。この国に来た清教徒たちは自分たちの宗教的な自由を愛した。しかしその宗教的な自由を他の人々が同じように持つことは喜ばなかった。だから清教徒の教会以外の教会は存在しなかった。アトウッドが原作に使った、元となった話を僕たちは思いだしたんだ」。

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Photos: HULU Translation: Yoko Nagasaka

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