パリジェンヌとシャンパンの甘い関係
シャンパン発祥の地、フランスの女性たちはどんな風にこの魅惑のお酒を楽しんでいるの? おしゃれなふたりが教える、シャンパンとパリジェンヌの方程式。
CF 南仏ではシャンパンに氷を入れてピーシーヌ(プールの意味)っていう飲み方もするのよ。私は好きじゃないけど。やっぱり温度は大切、冷えてないとおいしくないし、8度くらいがベストだと思う。
CP バーで「ユヌ・クープ」(クープグラス1杯)っていうだけで、シャンパンを注文してるとバーテンダーがわかるくらい、フランスの文化に根付いているわよね。
CF あとフランクに「クペット(クープ グラスの略語)ちょうだい」とか言ったりもするわね。
CP 私は木曜の夜、仕事の後に飲むのが好き。だって金曜や週末は、パートナーと家飲みがいいよね。カウチでまったり彼と飲んでいると、幸せを感じるわ。
CF わかる! でも日曜の午後、家族や親戚の集まりっていう思い出もあるかな。賑やかな感じで、子供はちょっとだけ指を入れて舐めさせてもらうの。そして午後は大人たちはお昼寝して、子供たちはみんなで遊んでいる。そんなノスタルジックなイメージもあるわ。
CP 確かに、うちもそうだったかも!それはそうとどこの銘柄が好き?
CH 今日飲んでるルイ・ロデレールは好き。あとヴーヴ・クリコは味と質と値段のバランスが抜群にいい気がする。
CP サロンのリュクスさは格別だけど、何かの記念に開けたいボトルかな。
CH ワインと同じで味はバリエーションに富んでいるから、自分でたくさん飲んでみて「私はこれ」という相性のいいひとつを見つけたいわよね。
Photo: YUSUKE KINAKA、Realization: NORIKO ISHIZAKA、Special Thanks: PRINTEMPS
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クロエ・フキュス(Chloé Fuchs)
PR会社Pain Vin Company勤務。シャンパンの銘柄なども扱うPRだけに、味にもこだわる本格派。 -
シャルロット・ピサヴィ・イヴェルノ(Charlotte Pissavy-Yvernault)
Au Printemps Parisコレクションデザイン企画担当。デザイナーという職業柄、トレンドに敏感なパリジェンヌ。人気のバーにも通うトレンドセッター。