特集 2017/10/31(火)
Champagne Bavardage

日本のシャンパンLOVERがトーク

集まってもらったのはファッションブランドのプレス対応を行うおしゃれPRの3人。ブランドのパーティなどを仕切ることも多い彼女たちに、シャンパンとファッションの関係を語ってもらった。

シャンパンは「フレデリック・サヴァール ルーヴェルチュール」。ミネラル、ハーブ、柑橘系のニュアンスに、ピノノワール特有の、赤い木の実の香りや果実味を感じさせるエレガントさも併せもつ。料理はズッキーニのエスプーマでいただく山口・萩産のアワビのソテー。このシャンパンには磯の香りがたつコリコリしたアワビをふんわりと包み込む優雅さもある。

小林 シャンパンはやっぱり特別な飲み物なんだと思う。お祝いで持っていくのも断然シャンパンが多いし。誕生日に、ポンって開けるだけで盛り上がるし。
 
本田 飲まない人も楽しめる瞬間ですよね。
 
佐藤 ファッションウイークのときは、パリでもパーティが多いんですか?
 
本田 フランスだと、仕事終わりとディナーの間に一度家に帰って支度して、一杯飲む時間があるでしょう? 
 
小林 ショールームでも夕方になるとお酒が出てくるブランドもあって。お昼のケータリングの後は、3時ぐらいにスィーツタイム、5時ぐらいからはカクテル。生ハムとかが出だして、みんな飲みだすの。それはまだ仕事の範疇だから、乾杯まではしないけど。その後仕切りなおしてディナーに出かけて、シャンパンで乾杯!とかね。
 
本田 ヨーロッパには「カクテル」っていう文化があるんですよね。パーティというよりはもっとカジュアルなギャザリング。フィンガーフードもなくてシャンパンやワインだけで成り立ってしまう。
 
小林 某メゾンの社長がパリにお住まいだったころ、その結婚式にご招待いただいて。もちろんパリで。でも驚いたことにカクテルタイムが長くて(笑)、披露宴の前に2時間くらいかな? ひたすらグラス片手におしゃべり。やっと着席ディナーになったと思ったら、それも長いの。結局、終わったのが夜中の1時頃だった気がする(笑)。
 
本田 わかる。スピーチも長いしね(笑)。
 
小林 若いころだったから衝撃的だった。でも、仕事で海外の人たちとやり取りするうちに「カクテル文化の人たちだから」って納得できることも多くなったかな。いちいちカクテルの時間を取りたがるのも、「しょうがないか、文化だもの」って(笑)。ずっとしゃべっていられるんだもの。
 
佐藤 しかもずっと立ったままなんですよね。ピンヒールで。
 
小林 パリだとファッションウィーク中にはパリコレに出るビッグメゾン以外にも、ブティックのパーティもいたるところである。みんな店先で、永遠に飲んでしゃべってる。
 
本田 そう、ひたすらお酒を飲んで話してるだけなんですよね。
 
小林 やっぱりシャンパンとかワインとかだからそれができるような気もする。日本酒だとそうはいかないよね(笑)

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Photo: NAOKO NOZU、Realization: NAOMI YOKOYAMA/cat、Special Thanks: ROPPONGI TERRACE by Philippe Mille

  • シャンパントークを行ったのは……
    六本木テラス フィリップ・ミル

    詳しくはこちらのページへ!

  • 小林三江子
    フリーランスPR。ブランドのインハウスPR、アタッシェドプレスを経て、現在はフリーランスとしてファッションイベントのPRやブッキングなどを手がけている。趣味は旅行。

  • 本田美奈子
    マーケティング・コミュニケーションエージェンシーLYDIA代表。長年PRとして培った経験を生かし、多角的かつ国際的なプロジェクトを数々手がける。4歳の息子と超早寝早起き。

  • 佐藤果林
    フリーランスPR。「PR01」の立ち上げ期から10年勤務後、フリーランスに。ファッションの他、飲食や美容のプロモーションを手がける。最近は、子どもを寝かしつけた後の一杯が楽しみ。

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