今年は女性の年? スティーブン・スピルバーグ、ナタリー・ポートマンの意見に反応
監督賞の候補が男性監督に独占されていたことが批判の的になった今年のゴールデングローブ賞。ナタリー・ポートマンに続いて、スティーブン・スピルバーグ監督もこの現状にコメントしている。
先週末開催されたゴールデングローブ賞の授賞式。監督賞のプレゼンターとして登場したナタリー・ポートマンが「候補者は全員男性です」とコメント、男女格差を指摘して注目を集めた。
ナタリーのこの批判的なコメントについて、大御所監督のスティーブン・スピルバーグが反応している。スピルバーグもゴールデングローブ賞で監督賞の候補の1人になっていた。テレビ番組「エンターテインメントトゥナイト」のインタビューに対して「今、重要な変化が起きているんだ。女性の監督たちにとっては遅々とした動きではあるけれど」とコメント。
さらに「『ワンダー・ウーマン』のパティ・ジェンキンス監督がいる。それに『マッドバウンド 哀しき友情』や『レディ・バード』の監督のような素晴らしい女性たちも現れている」とも。『マッドバウンド〜』の監督ディー・リースも、『レディ・バード』の監督グレタ・ガーウィグも共に女性。「今年はとても素晴らしい女性の年だ。多分これから何人かの女性が候補になると思う。今年のオスカーでは、数人の女性監督がノミネートされると予測しているよ」。
ちなみに今週発表された英国アカデミー賞でも監督賞は男性が独占している。アメリカのアカデミー賞ではどうなるのか、まずは現地時間1月23日(火)ノミネート発表に注目したい。
text: Yoko Nagasaka