マノロ・ブラニク、メラニア・トランプ夫人を擁護
先月テキサス州ヒューストンを襲ったハリケーン・ハービー。被災地に向かったメラニア・トランプ大統領夫人がピンヒールを履いていたことは大きなニュースになったけれど、デザイナーのマノロ・ブラニクがこれを擁護した。
被災地に行くときメラニア・トランプ大統領夫人が履いていたのは「マノロブラニク」のピンヒール。雑誌イギリス版『ハーパース バザー』のインタビューに応じたデザイナーのマノロ・ブラニク本人が、これにコメントした。
ブラニク曰く「私は彼女が無神経だとは思わない」とコメント、被災地を訪れるのにふさわしくないという意見にやんわり反論した。「彼女は休みなく仕事をしていたんだと思う。だから彼女はニューヨークを離れるときに履いていた靴をそのまま履いていたんだろう。彼女はハンターの長靴を履くこともできた。でもそれまで履いていた靴をただ履いていただけだと思う。私は誰かに何を着るべきかアドバイスをするのが上手ではない。なぜなら人は自分の着たいものを着るからだ」。
ドナルド・トランプ大統領が就任した直後、デザイナーの間から「メラニア夫人に服を着せたくない」「政治とファッションは別。拒否するべきではない」という議論が起きた。ブラニクは後者のよう。「政治については話さない。あまりよく知らないから。でもファッションと美しさという意味においては、彼女のことが好きだ。彼女は美しいし、ただそれだけのことだ」。
ちなみに「マノロブラニク」はメラニア夫人のお気に入りブランド。9月11日に行われた同時多発テロの追悼式典にも「マノロブラニク」のピンヒールで「ホワイトハウスの芝生の上を歩いていた」と報じられている。一挙一動が注目を集め、批判の的にもなってしまうメラニア夫人。デザイナー本人からの擁護にアメリカマスコミと国民がどう反応するのか、注目したい。
text : Yoko Nagasaka