ローレン・ワッサー、カイリー・ジェンナーの表紙をリメイク
先日雑誌『インタビュー』に掲載、話題になったカイリー・ジェンナーのグラビア。人形に扮し、車椅子に乗った写真をあるモデルとフォトグラファーがリメイクしたそう。
カイリー・ジェンナーが人形に扮し、話題となった『インタビュー』誌のグラビア。その中の1枚でカイリーが車椅子に乗っていることから「演出のための小道具として車椅子を使っている」と、足の不自由な人たちを中心に批判する人もいたそう。
この写真を、右足を失ったモデルのローレン・ワッサーがフォトグラファーのジェニファー・ロヴェロとともにリメイクしたそう。ローレンはこの写真をインスタグラムにアップ、「現実の人生」とコメントしているそう。フォトグラファーのジェニファーは「最初はこのグラビアになんの関心もなかった」とコメント。「でもあるラジオの司会者が“そもそもファッション撮影の場合、車椅子に乗るモデルがいないからね”って言っていたのを聞いて、本物のファッションモデルで見せようと決意した」そう。
ローレンは問題のある生理用品を使用したことによるトキシックショック症候群で2012年に右足を切断。現在もファッション業界における美の定義を変えるためにファッションショーに出演し続けている女性。
ジェニファー曰く「私たちはネガティブな存在ではない。ただ“現実の人生を見せてあげる”と思っているだけ。なぜならこれが現実だから」。過激すぎる、と非難の声も出たカイリーのグラビアだけど、問題提起のチャンスを作ったという点では有意義だったかも。
text : Yoko Nagasaka