授賞式をドタキャン! ジェームズ・フランコ、セクハラ告発が続々浮上
ゴールデングローブ賞授賞式がきっかけでセクハラ疑惑が浮上したジェームズ・フランコ。その後次々と告発の声が上がっている。
女優のアリー・シーディやヴァイオレット・ペリー、サラ・ティザー・カプランにセクハラ行為を暴露されたジェームズ・フランコ。サラが新聞「ロサンゼルスタイムズ」にその詳細を語っている。
サラはジェームズが主宰する映画学校「スタジオ4」の元生徒。2015年、彼が監督、出演する映画『The Long Home(原題)』で売春婦役を演じるようにオファーされたという。フランコは複数の女性たちとの乱行シーンで、女優たちの局部を隠す前貼りを剥がすなどのセクハラ行為をしていたとサラは証言。「力の乱用だと感じました。有名ではない女性を搾取する文化、女性を使い捨てにする文化があると感じました」と語っている。
他にもフランコの映画学校の生徒2人が声を上げている。セットでトップレスになることに同意する女優が誰もいなかったとき、彼が現場で激怒したと証言している。
またツイートでもセクハラ行為を告白していたヴァイオレットは同紙に対して、フランコと交際していたことを明かしている。でもある日車の中で「話していたら、突然彼が性器を露出させました」「彼は私の頭を押さえつけるようにして」オーラルセックスを強要したそう。ヴァイオレットは「彼に嫌われたくなかったから、言う通りにしました」。たとえ交際していたとしても、望まない行為を強要するのはもちろん暴行。
告発のきっかけになったゴールデングローブ賞では映画の部ミュージカル/コメディ部門の主演男優賞を受賞したフランコ。この告発の後に開催されたクリティクス・チョイスアワードでも主演男優賞を受賞したけれど、なんと授賞式を欠席。当初は出席する予定だったというから、この告発のせいで隠れてしまった可能性が大! 本人はトーク番組で「何のことを言っているのかわからない」とコメントしているけれど、ハリウッドもアメリカ社会もこのままうやむやにするのは許さないはず。今後の動きを見守りたい。
text: Yoko Nagasaka