エマ・ワトソン、ゴールデングローブ賞の黒いドレスの意味を語る
セクハラへの抗議の姿勢を表すため、多くの俳優が黒い衣装で出席した今年のゴールデングローブ賞。エマ・ワトソンもレッドカーペットでドレスを着る意義について語っている。
フェミニストで活動家のマライ・ララシとともにレッドカーペットを歩いたエマ・ワトソン。「団結のために黒いドレスを着たの」とコメントしている。
「団結するというこの動きが業界を超え、コミュニティを超え、空間を超えていることを考えると感動するわ。この問題がハリウッドの女性たちだけに影響を与えるものではないということを示している。これは世界中の女性たちに影響を及ぼしているのよ。この問題は世界どこにでもあり、システムに組み込まれた構造的なもの。私たちはこのメッセージをより大きくして伝えるために、この場で団結しているの」とエマ。
またセレーナ・ゴメスが製作総指揮をした話題のドラマ「13の理由」のキャサリン・ラングフォードも黒いドレスを着た理由をこう語っている。ハリウッドの先輩女優たちが「人生で、職場で経験してきたことを私は経験しなくて済む。なぜなら彼女たちがドアを開き、それを後に続く人のために押さえておいてくれたから。私はそれを尊敬している。私の後に続く人のためにドアを押さえておくことに自分の声や持っているものを使いたい」。
自分の後に続く女性のために、今を改善していこうという女優たち。黒いドレスはそのシスターフッドの証と言えそう。これからの活動にも期待したい!
text: Yoko Nagasaka