第71回ゴールデン・グローブ賞ノミネート全部おさらい
昨年に引き続き、今年はティナ・フェイとエイミー・ポーラーが司会するゴールデン・グローブ賞。今年スターに輝くのは誰か? 日本時間13日(月)に開催される授賞式は、もうすぐそこ! そこで、ノミネートされる人、作品をすべて公開。これを予習しておけば、当日のニュースがもっと楽しめること間違いなし!?
セレブゴシップ特別編として、第71回ゴールデン・グローブ賞の候補者&候補作品を一気見!
セシル・B・デミル賞
ウディ・アレン
★映画界への貢献度の高い人に贈られるこの賞。昨年の受賞者ジョディ・フォスターが、カミングアウトに近い素晴らしいスピーチをしたこともあり、ハリウッド嫌い、賞嫌いのウディがどれだけ気の利かないスピーチをしてくれるか、比較するのも一興。
●映画作品
ドラマ部門 作品賞
・『それでも夜は明ける』
・『キャプテン・フィリップス』
・『ゼロ・グラビティ』
・『あなたを抱きしめる日まで』
・『ラッシュ/プライドと友情』
コメディ/ミュージカル部門 作品賞
・『アメリカン・ハッスル』
・『her/世界でひとつの彼女』
・『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』
・『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』
・『ウルフ・オブ・ウォールストリート』
監督賞
・アルフォンソ・キュアロン『ゼロ・グラビティ』
・ポール・グリーングラス『キャプテン・フィリップス』
・スティーヴ・マックィーン『それでも夜は明ける』
・アレクサンダー・ペイン『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』
・デヴィッド・O・ラッセル『アメリカン・ハッスル』
★『それでも~』が扱っているのがアメリカに根強く残る人種差別とカースト意識なだけに、それを抉り出したことが評価されたのか、一番人気となっているものの、「どうやって撮ったの?!」と思わず目をこすりたくなる、CG映像の新たなステージを見せつけた『ゼロ・グラビティ』が作品賞・監督賞ともに争っている接戦が見もの。
ドラマ部門 女優賞
・ケイト・ブランシェット『ブルージャスミン』
・サンドラ・ブロック『ゼロ・グラビティ』
・ジュディ・デンチ『あなたを抱きしめる日まで』
・エマ・トンプソン『ウォルト・ディズニーの約束』
・ケイト・ウィンスレット『とらわれて夏』
コメディ/ミュージカル部門 女優賞
・エイミー・アダムス『アメリカン・ハッスル』
・ジュリー・デルピー『ビフォア・ミッドナイト』
・グレタ・ガーウィグ『Frances Ha(原題)』
・ジュリア・ルイス=ドレイファス『Enough Said(原題)』
・メリル・ストリープ『8月の家族たち』
★美人にもB.S.(不美人)にもなれる地味顔女優、エイミー・アダムス。出演作『アメリカン・ハッスル』『her/世界でひとつの彼女』は両方ともノミネート。アカデミー賞に4度もノミネート経験がある彼女だけあって、前者では妖艶な愛人、後者では地味なコンピューターオタクと演じる役も自由自在。そろそろ受賞して、日本での認知度もアップして欲しいところ。しかし、同じく実力派地味顔のジュリー・デルピーも候補に。彼女が対抗馬と言えそう。ドラマ部門は、誰がとってもおかしくない顔ぶれの中でも、抜きんでてオッズが高いケイト・ブランシェットとサンドラ・ブロックが一騎打ちになりそう。2度も受賞しているエマ・トンプソンや、8回(!)も受賞しているメリルは、さすがの演技力でもさすがに今回は……。
ドラマ部門 男優賞
・キウェテル・イジョフォー『それでも夜は明ける』
・イドリス・エルバ『Mandela: Long Walk to Freedom(原題)』
・トム・ハンクス『キャプテン・フィリップス』
・マシュー・マコノヒー『ダラス・バイヤーズクラブ』
・ロバート・レッドフォード『オール・イズ・ロスト ~最後の手紙~』
コメディ/ミュージカル部門 男優賞
・クリスチャン・ベイル『アメリカン・ハッスル』
・ブルース・ダーン『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』
・レオナルド・ディカプリオ『ウルフ・オブ・ウォールストリート』
・オスカー・アイザック『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』
・ホアキン・フェニックス『her/世界でひとつの彼女』
★コメディ部門はカンヌ映画祭で受賞済みの、ブルース・ダーンが様々なオッズでトップに。なんとナニーがエレノア・ルーズベルトだったという名家出身。ドラマ部門男優賞は、黒人奴隷という地位に不運に陥ってしまった壮絶な実話を演じたキウェテル・イジョフォーが最有力との噂。その対抗馬は御年77歳でありながら、“俳優賞”には縁が全くと言っていいほどなかったかつて世界中を萌えさせた美形スター、ロバート・レッドフォードがここにきていきなりノミニーに。両者とも壮絶な体験を演じているだけに、せっかく21kgもの壮絶ダイエットで臨んだマシューの影が若干薄くなっているのが心配。それにしても、ディカプーは、まだ一度も手にしていないアカデミー会員ウケを狙った役を必死で選んでいるのが見え見え。1度の受賞と9度のノミネートを経験しているもの、一度も手にできていないので、照準はそっちともっぱらの噂。『ギルバート・グレイプ』か『太陽と月に背いて』、せめて『ギャング・オブ・ニューヨーク』あたりで素直に獲らせてあげてたらこんなに拗れることもなかったのかも……。
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