シャーリーズ・セロン、「ハリウッドは石器時代」!?
男優と女優のギャラ格差が指摘されているハリウッド。今度はシャーリーズ・セロンが男性監督と女性監督の格差について声を上げている。
雑誌『バラエティ』のインタビューに答えたシャーリーズ・セロン。現在世界で大ヒット中の映画『ワンダーウーマン』についてコメントしている。
『ワンダーウーマン』は女性監督パティ・ジェンキンスの作品。シャーリーズとは2003年の映画『モンスター』で一緒に仕事をしている。シャーリーズ曰く「女性の監督に対して、もっとたくさんの予算を決して与えようとしない業界の一部にいることを恥ずかしいと思うわ」。
同誌によると『ワンダーウーマン』の制作費は1億4900万ドル(約170億円)。男性監督のアクション映画、例えば同じDCコミックのヒーロー映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』の予算は2億5000万ドル(約286億円)、『ワンダーウーマン』と同じく現在世界でヒット中の『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』の予算が2億3000万ドル(約263億円)だったのに比べると破格の安さ! シャーリーズはこの現状について「忌々しいくらい石器時代じみている。この映画がそれを変えてくれるのではないかと祈っているわ」。
ヒロインを演じたガル・ガドットのギャラの安さもニュースになった『ワンダーウーマン』。主演女優のギャラだけでなく、女性監督に対する待遇もこの映画が変えていってくれるかも。シリーズ化を望む声も多いから、続編製作のニュースではお金の事情にも要注目!
text : Yoko Nagasaka