アシュリー・グラハム、昨年のMETガラ欠席の理由を初告白
毎年盛大に開催、ファッション界のアカデミー賞とも言われるMETガラ。モデルのアシュリー・グラハムが2016年に欠席した理由を明らかにした。
今年開催されたMETガラに「H&M」のドレスで登場、リアーナにも「むかつくほどホット」と言わしめたアシュリー・グラハム。でもその1年前、2016年のガラは欠席し、みんなを不思議がらせていた。
その理由をやっとアシュリー自身が雑誌『ニューヨークマガジン』のインタビューで告白。なんとそれは着るものがなかったから! アシュリー曰く「ドレスを貸してくれるデザイナーがいなかったの。デニムとTシャツで出席するわけにはいかないでしょ」。
デザイナーたちが貸してくれなかった理由については触れていないけれど、体型が問題になっていたことを匂わせているアシュリー。今では「H&M」のほか「ロベルト カヴァリ」や「バッジリー・ミシュカ」もドレスを貸してくれると明かし、「スタイリストのジェフ・キムが私の体に合うように袖を取ったり、バストラインを下げたり、スリットを足したりするのを知りつつ貸してくれるの」とコメントしている。
ちなみにアシュリーは今回のインタビューで「プラスサイズモデル」よりも「カーブモデル」という表現が好き、とコメント。今の自分がカーブモデルのリーダー的存在なのは「白人として優位な立場にあるからよ」と冷静な分析も。さらに「アフリカ系やラテン系のモデルたちを有名な存在として見ないのはクレイジーよ」「これを話題にしたいの。私は有色系の女性モデルを賞賛したい。なぜなら彼女たちが私のために道を作ってくれたから」とも語っている。
体型だけでなく人種や肌の色など、様々な格差を論じたいというアシュリー。これからの発言にも注目したい。
text : Yoko Nagasaka