話題沸騰!「山田孝之のカンヌ映画祭」衝撃の舞台裏に迫る
これまで見てきた映画は約2万本! 「ZIP!」などで活躍中の映画評論家・松崎健夫さんが独自の視点で解説する「映画ゼミ」連載企画第2弾。今回は山田孝之がカンヌ国際映画祭を目指す連続ドキュメンタリードラマ「山田孝之のカンヌ映画祭」衝撃の舞台裏に迫ります。
山田孝之がカンヌ国際映画祭を目指す。しかも俳優としてではなく、プロデューサーとして。そんな意表を突いた番組が現在放送されている。“連続ドキュメンタリードラマ”であるこの番組は、山田孝之自身が映画の企画を立て、「合同会社カンヌ」という名称の会社を設立。主演女優に芦田愛菜を迎え、彼女に殺人鬼を演じさせるなど、毎回予測不能な驚きの展開が待ち受け、SNSで議論されるなど視聴者の間で話題となっている。
この番組はカンヌ国際映画祭で最高賞を狙う山田孝之の姿を撮影しているのと同時に、実は企画から完成までの映画製作のプロセスを学べる作品にもなっている。今回の「映画ゼミ」では、番組を監督した山下敦弘監督と松江哲明監督にインタビューを敢行。今回は、国際映画祭が一体どのようなものなのかを学んでみよう!
-
「山田孝之のカンヌ映画祭」
2016年夏、俳優・山田孝之に呼び出された山下敦弘監督は、彼から「世界最高峰のカンヌ映画祭で賞を取りたい」と告げられる。ふたりはそのことをきっかけに、カンヌで賞を取るための映画製作を開始するのだが……。
テレビ東京・テレビ大阪ほかにて 毎週金曜日 深夜0時52分より放送中(地域によって放送日時が異なります)
http://www.tv-tokyo.co.jp/yamada_cannes/
Text: Takeo Matsuzaki
-
松崎健夫(まつざき・たけお)
映画評論家。『キネマ旬報』などに寄稿し、『WOWOWぷらすと』『ZIP!』『japanぐる〜ヴ』に出演中。共著『現代映画用語事典』ほか。