酸いも甘いも噛み分けた、大人のためのラブコメディ
恋に恋する乙女ではなく、酸いも甘いも噛み分けた大人だからこそ楽しめる珠玉のラブコメ2本が現在公開中。キャメロン・ディアスの“現役”ロマコメ女王ぶりを堪能できる『モネ・ゲーム』と、心温まる大人の物語『愛さえあれば』。あなたならどちらを観に行く?
コメディでも“オーバー40”女優が活躍中!
映画界で10年前と最も変化した点といえば、オーバー40の女優たちの活躍の場が広がったこと。このムーブメントは、シリアスなドラマだけでなくコメディ部門にも確実に到達している。『モネ・ゲーム』は、元ロマコメの女王、ではなく“現役”のロマコメの女王、キャメロン・ディアスがヒロインを演じる洗練された大人のコメディだ。
ロンドンで学芸員をしているハリー(コリン・ファース)は、彼を小馬鹿にしているボスのシャバンダー(アラン・リックマン)を相手に、モネの名画「積みわら、夏の終わり」の贋作を本物と見せかける詐欺を企てる。名画の持ち主を演じるPJ(キャメロン・ディアス)を米国から呼び寄せるが、奔放なPJに振り回され、挙句の果てには、シャバンダーが別の鑑定士を用意すると言い出す。絶体絶命の危機に追い込まれたハリーは……。
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『モネ・ゲーム』
監督/マイケル・ホフマン
出演/コリン・ファース、キャメロン・ディアス、アラン・リックマン
配給/ギャガ
公式サイト/http://monetgame.gaga.ne.jp/
TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国公開中
text : Atsuko Tatsuta