スター・ウォーズ、ふたつの“アナザー・ストーリー”が公開!!
10年ぶりに再始動したメガ・ヒットシリーズ『スター・ウォーズ フォースの覚醒』から1年。スピン・オフ作品第1弾として『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』が公開され、話題になっている。同時公開のドキュメンタリーもお見逃しなく!
初の実写化サブストーリーは、スター・ウォーズ史上もっとも切ない物語
40 年に及ぶ歴史の中で7本の実写作品が公開されたスター・ウォーズだが、その壮大なるサーガを補完するバックストーリーやサブストーリーが、アニメや小説などで展開されている。それが、いよいよ実写映画でも展開されるということになる。
『ローグ・ワン』の舞台は、1977年に公開された第1作目『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』の直前である。『新たなる希望』の冒頭で、レイア姫が、何者かによって盗み出された帝国軍の究極の兵器“デス・スター”の設計図をR2-D2に託すが、『ローグ・ワン』は、この設計図がいかにして盗み出されたのかが描かれる。
主人公は、フェリシティ・ジョーンズ演じるジーン・アーソ。『フォースの覚醒』に続き、孤独な女戦士が物語を牽引する。
とある事情により、幼い頃から両親と引き離され、ひとりで育ったジーンは、窃盗や暴行など悪事にも手を染めて、生き抜いてきた。そんな彼女が反乱軍の情報担当の将校キャシアン・アンドー(ディエゴ・ルナ)、盲目の某術の達人チアルート・イムウェ(ドニー・イェン)、チアルートの相棒で重装備の豪傑ベイズ・マルバス(チャン・ウェン)ら、ならず者で結成されたチーム「ローグ・ワン」として、デス・スター設計図を盗み出すという97.6%生還不可能なミッションに挑む。
ジーンのもうひとつの目的は、帝国軍に捕らえられた天才科学者である父ゲイレン・アーソ(マッツ・ミケルセン)との再会。父の謎に迫るとき、ジーンは自らの運命と使命を確信する……。
ミッション達成のために命がけで闘うものたちの運命を描く『ローグ・ワン』は、スター・ウォーズ史上、最も切ない物語だ。彼らの生き様は、サムライの姿に通じるものもあり、悲劇的でありながら美しい。
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『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』
http://starwars.disney.co.jp/movie/r1.html
現在公開中
Text: Atsuko Tatsuta