セレブコラム
2016/12/22(木)
立田敦子のセレブBUZZ/『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』

スター・ウォーズ、ふたつの“アナザー・ストーリー”が公開!!

10年ぶりに再始動したメガ・ヒットシリーズ『スター・ウォーズ フォースの覚醒』から1年。スピン・オフ作品第1弾として『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』が公開され、話題になっている。同時公開のドキュメンタリーもお見逃しなく!

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同時期に公開された“中の人たち”のドキュメンタリーにも注目

ヒロインを演じたジーン・アーソは、『博士と彼女のセオリー』(14年)でホーキング博士の妻を演じアカデミー賞主演女優賞にノミネートされた若手実力派だが、ちょっと不良っぽい大胆不敵さと不屈の精神をミックスしたキャラは、『フォースの覚醒』のレイとは違った現代的なヒロイン像だ。そのヒロインを先導するキャシアン・アンドー役のメキシコ出身のイケメン俳優ディエゴ・ルナが、想像以上に“おいしい”役。これでハリウッドのステイタスアップは間違いない。他にも国際的なスター俳優を揃えた今作だが、中でも人気急上昇中なのが、ドニー・イェン。香港のカンフー・アクション映画の大スターだが、これで世界的ブレイクも間違いないだろう。
 
大いに期待していたのだが、おもいがけないスピン・オフ作品なので、『新たなる希望』を始め他のスター・ウォーズ作品を観ていない人にも楽しめるところもこの作品のポイントなのだが、ダース・ヴェイダーを始めSWファンのテンションが一気にあがるおなじみのキャラも登場する。
  
 ちなみに、スター・ウォーズといえば、R2—D2、C3POM、BB-8などのドロイド。今回は「K-2SO」という警備ドロイドが登場。もともと帝国軍が開発した監視用ドロイドだけに、カラーもブラックだがなかなか感情に食い込んでくるキャラだけに人気がでそう。
 
 さて、このスピン・オフから1日遅れで公開された“アナザー・ストーリー”が『エルストリー 1976 新たなる希望が生まれた街』(15年)である。
 
1976年の夏にイギリスのエルストリースタジオで撮影された映画、つまり『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』に登場した俳優たちを追ったドキュメンタリーだ。俳優といっても、主役ではなく、マスクやヘルメットをかぶり、顔出しはほとんどないバイプレイヤーである。ダース・ベイダーの中に入っていたデヴィッド・ブラウズやボバ・フェットのジェレミー・ブロック、ルークの幼なじみのパイロット役のビッグス・ダークライターを演じたギャリック・ヘイゴンなど。
 
 若きジョージ・ルーカスの元、名もなき低予算B級映画だと思って撮影に望んだ彼らのホンネと撮影現場の実態、そして伝説の映画にかかわったことにより、彼らの人生はいかに変化したのか。なかなか興味深いお話が聞けます。それにして、公開から40年近く経ってこのような作品が作られるあたりが、それだけで“伝説”ゆえんですね。

  • 『エルストリー 1976 新たなる希望が生まれた街』
    http://elstree1976.jp/
    現在公開中

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Text: Atsuko Tatsuta

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