鬼才ティム・バートンの新作『ビッグ・アイズ』公開間近!
2015年1月4日(日)まで開催中の個展「ティム・バートンの世界」も大好評のティム・バートン監督。アート界の一大スキャンダルとなった画家夫婦の実話を元に描く最新作『ビッグ・アイズ』が、2015年1月23日(金)にいよいよ公開!
一世を風靡した名画を描いたのは、画家の妻だった!
11月1日(土)から2015年1月4日(日)まで、六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで開催している個展「ティム・バートンの世界」。『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』、『シザーハンズ』から『アリス・イン・ワンダーランド』まで、独特の世界観で映画ファンのみならず、クリエイターやアーティストなどにも大きな影響を与えている鬼才だが、スケッチや未公開映像、オブジェなど約500点の作品からは、奇想天外なその想像力の源を垣間みることができる。それにしても、12月20日(土)の段階で入場者数が20万人を突破とは、改めて映画界の異才ティム・バートンの人気を実感させる。
そんな彼の新作映画『ビッグ・アイズ』が年明け早々に公開になる。舞台は1960年代のカリフォルニア。シングルマザーのマーガレットは、絵画で生計を立てようとするが、そんなとき、社交的で魅力的なウォルター・キーンに出会い、恋に落ちる。ふたりは結婚するが、あるときマーガレットは、自分が描いた目の大きな子どもたちの絵が、ウォルターの名前で世に出ていることを知る。抗議したものの、口の上手いウォルターに言いくるめられ、マーガレットは、1日16時間、アトリエに籠って絵を描き続けることになる。
その一方で、目の大きな子どもの絵“ビッグ・アイズ”は一大ブームとなり、ウォルターは時の人として脚光を浴びるようになる。絵画が有名になればなるほど、マーガレットの罪悪感は募り、ついに彼女は威圧的な夫の元を離れ、娘とともにハワイに逃亡、そして亀裂の入った夫婦の闘いは法廷へと持ち込まれる……。
世間を騒がせたアート界の一大スキャンダル。子どもの頃に、多くの家のリビングにかかっていた“ビッグ・アイズ”の絵が記憶にあったバートン監督は、最近になってこの事件を知り、映画化を熱望したという。
text : Atsuko Tatsuta
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『ビッグ・アイズ』
監督/ティム・バートン
出演/エイミー・アダムス、クリストフ・ヴァルツ
配給/ギャガ
公式サイト/http://bigeyes.gaga.ne.jp/
2015年1月23日(金)~、TOHOシネマズ 有楽座他全国順次ロードショー