2013/3/8(金)
“アンチ・ハネケ派”にも愛される人間ドラマ
去年のカンヌ国際映画祭でパルム・ドール(最高作品賞)を受賞、フランスのセザール賞では主要4部門を制覇、先日行われたアカデミー賞でも外国語映画賞を受賞した『愛、アムール』。『白いリボン』でもカンヌでパルム・ドールを受賞しているオーストリアの巨匠ミヒャエル・ハネケが、フランスで撮った最新作だ。
ハネケといえば彼の名前を世の名に知らしめた『ファニーゲーム』(1997年※2008年には米国でUSA版としてリメイクされた)など残忍な暴力シーンで悪名高いため、苦手と公言する人も多いことで有名。けれど、この作品は、そんな“アンチ・ハネケ派”の人にも愛されるであろう人間ドラマだ。
text : Atsuko Tatsuta
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『愛、アムール』
監督・脚本/ミヒャエル・ハネケ
出演/ジャン=ルイ・トランティニャン、エマニュエル・リヴァ、イザベル・ユペール
配給/ロングライド
公式サイト/http://ai-movie.jp/
2013年3月9日(土)~、Bunkamura ル・シネマ、銀座テアトルシネマ、新宿武蔵野館他全国ロードショー