「セックスは面倒」は心身にあまりよろしくない!?
性欲は人として当たり前の欲求であり、それは閉経後も変わらず欲し続けるもの。近年はセックスレス傾向が目立つけれど、出産後を除いて「セックスは面倒」というモードが続いてしまうのは、膣力や健康面はもちろん、精神的にもあまりよくないとか。
「快感を感じる際に出るベータエンドルフィンやオキシトシンという愛情ホルモンが、脳から分泌される機会を失うと、これらと密接にリンクしている感受性まで乏しくなるんです。感動できず、常にイライラし、ときにヒステリックになる人も実際にいます。セクシャリティの面で体に満足感があると穏やかな気持ちでいられる、というのは医学的にも根拠があることなんですよ」
生理力や免疫力が上がるとともに、常に幸福感に満たされ、感受性も豊かで、些細なことにも寛容的になれる――。膣をいたわり、膣そのものの力を養うことは、そうしたライフスタイルの充実に直結することをぜひ知ってほしい、と森田さん。
「生理やセックスをどう捉えるかを含め、幸せ観や人生観に通じるものを全部受けもっているのが膣。ほかのパーツは鍛えなくても、体のここだけはしっかり鍛えてほしいです」(森田さん)
>>膣力が上がるとセックスの感度も、あんなことも上がる!
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Profile:森田敦子
Atsuko Morita/植物療法士。フランス国立パリ13大学で植物薬理学を修め、日本における植物療法の第一人者として活躍。植物療法に基づいた製品の開発や啓蒙のためのスクールを主宰。また、エル・オンラインでの「粘膜美容論」や「膣ケア」など、フランス仕込みの新発想ビューティ提案でも大きな注目を集めている。2017年7月『潤うからだ』を出版。
アンティームオーガニック公式サイト http://intime-cosme.com/