鉄鍋との付き合い方
じっくり選び抜いて手に入れたのに、いまひとつ使いこなせず戸棚の奥に眠っている鉄鍋や鉄フライパン、ない? たとえ錆びていても、ちゃんとした手入れをすれば再生可能なのが鉄器のよいところ。あなたの手で生き返らせてあげて!
step4
洗ったらすぐに水気をふき、火にかけながらさらにふいて完全に水気を飛ばす(ここが重要!)。毎回のお手入れは3、4回のみで完璧。錆びてしまったら紙ヤスリで軽くこすり、1から始める。
step5
しばらく使わない場合は、ふきんに含ませたサラダ油を表面になじませ、新聞紙で包んで保管。「鉄器は『すき焼き用』などと限定せず、多用途に頻繁に使うのが最良のお手入れなんです」、と熊澤さん。
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教えてくれたのは……
熊澤大介さん/Daisuke Kumazawa
明治41(1908)年創業の釜浅商店4代目店主。扱うのはすべて「良理道具」、という初代からの思いを伝える。近著に『釜浅商店の「料理道具」案内』(PHP研究所)。 -
釜浅商店
南部鉄器の鍋やフライパン、包丁を中心にあらゆる料理道具とプロと一般向けに販売。
東京都台東区松が谷2-24-1
tel. 03-3841-9355
http://www.kama-asa.co.jp/
photo : Ykako Hiramatsu text : Yoko Asano special thanks : Daisuke Kumazawa(Kamaasashoten)